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チャンピオンシップへ望みを繋いだ富山、阿部友和「胸を張ってシーズンを終える」

4/18(木) 0:55配信

バスケット・カウント

劣勢の試合展開、チームを立て直した司令塔

文=鈴木健一郎 写真=B.LEAGUE






富山グラウジーズはレギュラーシーズン58試合を終えて30勝28敗。首の皮一枚、といった感じではあるがチャンピオンシップ進出の可能性を残している。前節は横浜ビー・コルセアーズを相手に連勝。横浜は長い連敗中だが、残留プレーオフ回避に負けるわけにはいかず、ホーム最終戦でブースターを前に意地を見せる必要もあり、いつも以上に激しいプレーを見せた。第1戦は猛反撃を浴び、第2戦は大きなビハインドを巻き返す対照的な試合展開となったが、最終的には富山が2点差、3点差で勝ちきっている。

第2戦の第4クォーター残り33秒、逆転3ポイントシュートを決めて勝利の立役者となったのが阿部友和だ。もっとも、最後の3ポイントシュートより前の段階、悪い流れの中でチームを立て直したゲームコントロールの部分こそ、阿倍の真骨頂だった。

「横浜さんは最後のホームゲームで、選手もスタッフもそうですけど、会場全体で勝つって気持ちがすごく伝わって、自分たちのリズムでやれないしフリースローも落とさせられたし、ずっとプレッシャーをかけられて受け身になりました。僕たちも身体の疲れというより心の疲れをコートに出してしまったと思います。ディフェンスもオフェンスも個々でやってしまい、横浜さんのシュートが入る中で焦りを感じてしまいました」

阿部がそう語るように、第1クォーターを9-22と圧倒され、前半を終えて23-41。ジャッジが安定せず、両チームともにフラストレーションが溜まる状況でもあり、ビハインドを背負う立場は圧倒的に不利。それでも阿部はここからチームを立て直す。「スタメンのグループがいろんな部分で集中できていなかったので、何とかコントロールしようと。シュートが入らず点差が縮められなかったのですが、それはある程度できました」

そして後半、シュートが入り始めたことで富山に流れが傾く。レオ・ライオンズとジョシュア・スミスにボールを集める中で、宇都直輝と阿部が同時にコートに立っている時間帯にはこの2人で切り崩すことで攻めにアクセントが付き、横浜を圧倒した。「宇都選手と出た時には僕もスイッチを入れて、速い展開でどんどん点を取りに行くようにしています。そこで10点差ぐらいまで詰めて、ここからだな、と。向こうにやられることもあるだろうけど、最後に勝ってればいいと思ったので焦りはなかったし、一つずつディフェンスを、一つずつリバウンドをやろうと声を掛けて、それを最後までできたのが良かったです」

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最終更新:4/18(木) 0:55
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