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「境界線はすごく曖昧」 パラスポーツの魅力伝える大橋未歩さん

4/18(木) 14:12配信

47NEWS

 -伝えるという行為にも影響は

 テレビは分かりやすくないといけない、と言われていたが、分かりやすくするために、白・黒、正解・不正解、善悪、みたいな形でカテゴリー分けする傾向がメディアにあると思う。そういうことに抗っていきたいと思った。物事ってグラデーションなんじゃないかと思うようになった。なるべく、何かを伝えるときは、分かりにくいかも知れないが、ありのままを伝えたいと思った。わかりやすさをあえて捨てていきたいと思った。テレビで断言したりすると、一瞬分かりやすいかもしれないが、それは本質から離れることじゃないかと思うようになった。自分自身はあえて迷っていたいと思うようになった。

 パラスポーツも伝え方を皆が迷っている状態だと思う。今の時点でのパラスポーツに関しては、クラス分けとか、難しいルールとかは、一度脇に置いて、何か分からないけど、かっこいいということを、映像にして伝えたいと思う。

 -2020年東京パラリンピックで視聴者に見てほしいこと

 パラスポーツを盛り上げようとするには、環境も改善しないといけない。今、気運は高まっているとは思う。北京五輪は完全に国威発揚の五輪と感じたが、日本ではまた意味が違ってくると思う。世界に向けて、日本という国の思いやりが、目に見える形で普及するのを見せる絶好の機会だと思う。パラスポーツを盛り上げて行くことと同時に、それを加速度的に実現することが可能かと思う。

 -パラスポーツの選手が、一般選手と違うことを感じたエピソード

 障害があるところをあえて狙うこと。対人競技だと、五輪の感覚のスポーツマンシップは、けがをしている部分を狙わないという考え方があると思う。パラスポーツの場合は障害がある部分をあえて狙うことが相手へのリスペクトであり、相手選手は狙われることを前提として、それを超える戦略を立てることが選手としての矜持であると聞いて、驚いた。そして、優しさって何だろうと思った。障害をかばわないといけないというのは、私たち側だけの目線で、真剣勝負をしたいという選手の気持ちからすると、分かっているのに狙わないのは、プライドが傷つくことと知って衝撃を受けた。 

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最終更新:4/20(土) 21:11
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