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暖冬で蜂蜜9割減の大凶作 養蜂業者「過去60年で初」/台湾

4/18(木) 18:55配信

中央社フォーカス台湾

(台北 18日 中央社)暖冬の影響を受け、台湾の国産蜂蜜の生産量が例年の約1割にまで減少する異例の事態となっている。台湾養蜂協会の鄭金崑理事長が17日、中央社の電話取材で明かした。

農業委員会は15日、リュウガンやライチなどの開花率が大幅に低下したことを報告した。いずれも蜜源となる植物で、暖冬や少雨が原因とされる。中央社が同委の陳駿季副主任委員に確認したところ、今年の玉荷包ライチの生産量は例年の2~4割程度にとどまる見込みで、蜂蜜の不作も招くことになったとの説明があった。

台湾養蜂協会の概算によると、一般的な蜂蜜生産量は年間約1万1000トン。近年は気候変動の影響で3~4割減産しているが、今年はそれをさらに上回る9割の減産になる見通し。過去60年余りで前例はないという。鄭氏は、国産蜂蜜はこれまで市場シェアの過半数を維持してきたが、今年は輸入品に取って代わられる恐れがあると懸念を示す。

減産による価格の高騰も心配される。これについて鄭氏は、近年の減産の影響を受け、品評会に出品する高品質の蜂蜜がすでに700ミリリットル当たり600台湾元(約2200円)台に値上がりしているとしつつも、今年は輸入品に対抗するためにも価格が据え置かれるだろうとの考えを示した。

(楊淑閔/編集:塚越西穂)

最終更新:4/18(木) 18:55
中央社フォーカス台湾

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