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色相悪化中?新たな可能性秘めた「PSYCHO-PASS」で鈴木拡樹ら奮闘

4/18(木) 9:34配信

ステージナタリー

「舞台 PSYCHO-PASS サイコパス Virtue and Vice」が、本日4月18日に東京・日本青年館ホールで開幕する。これに先駆け、昨日17日にゲネプロと囲み取材が行われた。なお本記事には、舞台写真を多数掲載しているためネタバレに注意してほしい。

【写真】「舞台 PSYCHO-PASS サイコパス Virtue and Vice」ゲネプロより。(メディアギャラリー他23件)

「PSYCHO-PASS サイコパス」は、人々の心理状態を数値化するシステムが開発された近未来を舞台とするアニメーション作品。「劇場版 PSYCHO-PASSサイコパス」ほかで総監督を務めた本広克行が演出を手がける「舞台 PSYCHO-PASS サイコパス Virtue and Vice」では、深見真の書き下ろしによるオリジナルストーリーが繰り広げられる。

「これまでに培ってきた演出のすべてをこの作品で応用できた」と語る本広は、映像を駆使した演出や緻密に計算された照明効果を用いて、近未来の世界をダイナミックに表現。また作中では、アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」シリーズでおなじみの、凛として時雨が書き下ろした「laser beamer」が主題歌として使用されている。

公安局刑事課三係の面々を率いるのは、シビュラシステムを信奉する監視官・九泉晴人(鈴木拡樹)と、同じく監視官の嘉納火炉(和田琢磨)。三係には2人のほか、執行官である井口匡一郎(中村靖日)、蘭具雪也(多和田任益)、相田康生(小澤雄太)、大城奏人(池田純矢)といった個性的なメンバーが所属しており、彼らは対立するテロ組織・ヒューマニストの捜査を進めている。

三島慎吾(高橋光臣)、後藤田希世(町井祥真)を擁するヒューマニストと三係が相対するシーンでは、ドミネーターと呼ばれる特殊な拳銃を用いたガンアクションや体を張った肉弾戦が展開。「人間らしさとは何か?」について自問自答しながら戦いに身を投じる九泉や嘉納が、どのような答えにたどり着くのか注目だ。

囲み取材にはキャストの鈴木と和田、演出の本広が出席。鈴木は「お客さんと一緒にアトラクションを体験しているような、テーマパークに近い世界観が広がっていると思います」と見どころを語りつつ、自身が演じる九泉晴人のキャラクターについて言及し、「想定していた性格から180°反転しまして、爽やかなイメージや新人監視官の要素はなくなりました。なので、キービジュアル撮影の頃に答えたインタビューを読んでくださった方に謝りたいです(笑)」と照れ笑いを浮かべる。

和田は「エネルギーを持った原作に俳優1人ひとりが魂を吹き込んで、新しい作品が誕生したと思います」と手応えを述べ、「『こういう三係がいたらいいな』『こういうチーム、本当にありそう!』と期待していただけるような仕上がりになりました。自分の役に関しては、三係を演じる皆さんに嘉納火炉という人物を形作ってもらったという感覚が強いです」とチームワークのよさをアピールした。

続く本広は「演劇ではあるけど、映画を観ているように感じていただけるのではないかと。お客さんがどう判断してくださるか楽しみです」とコメントすると共に、早くも舞台版の続編に意欲を見せる。また、鈴木と和田の印象を問われた本広が「人気の俳優さんなので独自の世界を持っているのかなと思っていたんですが、2人共、まっさらな状態で稽古に挑んでくれました」と述べると、鈴木はニコリとしながら、「本広さんとご一緒するのが初めてだったので、どのように道筋を示してくださるのか楽しみにしていました」と本広に視線を送る。一方の和田は「実はビビりながらお稽古に入りました」と明かしつつ、稽古開始日を間違えて数日早く現場入りしてしまったエピソードを披露し、会場を和ませた。

作品のテーマにちなみ、「色相が濁っていると思うキャスト、逆に色相がクリアだと思うキャストは?」という質問が飛ぶと、鈴木はすかさず「誰かの名前を挙げた時点で、自分の色相が濁ってると思われるじゃないですか!(笑)」とツッコミを入れながら、「キャスト・スタッフ共に、小屋入りしてから色相悪化が激しくて、100をオーバーしていない人を探すほうが難しいかもしれません(笑)」と冗談交じりに答える。そして鈴木は「お客さんに公演を観ていただくことが我々のメンタルケアにつながります」と観客に呼びかけ、「新たな可能性を秘めた『PSYCHO-PASS』を楽しんでいただければ」と結んだ。

上演時間は途中休憩なしの約2時間。日本青年館ホールでの公演は4月30日まで。その後本作は、5月3日から6日まで大阪・森ノ宮ピロティホールで上演され、6日の千秋楽には全国の映画館でライブビューイングが行われる。

■ 「舞台 PSYCHO-PASS サイコパス Virtue and Vice」
2019年4月18日(木)~30日(火・祝)
東京都 日本青年館ホール

2019年5月3日(金・祝)~6日(月・振休)
大阪府 森ノ宮ピロティホール

脚本:深見真
演出:本広克行
ストーリー監修:Production I.G

□ キャスト
九泉晴人:鈴木拡樹

嘉納火炉:和田琢磨
井口匡一郎:中村靖日
蘭具雪也:多和田任益
相田康生:小澤雄太
後藤田希世:町井祥真

大城奏人:池田純矢
三島慎吾:高橋光臣

目白一歩:山崎銀之丞
ほか

□ ボイスキャスト
常守朱:花澤香菜
禾生壌宗:榊原良子
ドミネーター:日高のり子

※日高のり子の「高」ははしごだかが正式表記。

(c)サイコパス製作委員会 (c)舞台「サイコパス」製作委員会

最終更新:4/18(木) 9:34
ステージナタリー

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