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オリックス・榊原 6回1失点でプロ初星 記念球は脳梗塞で寝たきりの父へ

4/18(木) 6:01配信

デイリースポーツ

 「オリックス6-4日本ハム」(17日、京セラドーム大阪)

 勝利の瞬間、オリックス・榊原翼投手は吠えた。6回1失点。育成出身のプロ3年目。1軍通算8試合目で手にしたプロ初勝利。感激で体がしびれた。

 増井から手渡された記念球。

 「入院しているお父さんに届けます」

 父・和夫さん(60)は榊原が小学4年のときに脳梗塞で倒れた。以来、話もできず寝たきりの状態。父の思い出といえば庭球でキャッチボールをしたのとグラウンドを走り回ったことくらい。「おかげで足は速かったですよ」と笑う。

 プロ入り後はお見舞いへ行くたびに、話せない父のために記憶にあるであろう榊原が小学生のときの写真やバファローブル、ベルのぬいぐるみを病室に持って行った。

 「何かの刺激になってくれたら」

 そこに記念球が加わることになる。

 必死でつかんだボールだ。

 五回には1点を失いなおも日本ハム2死満塁のピンチに中田。「3点あったので割り切って低めを意識して投げた」。思いを込めた1球は最高のボールになって右飛に打ち取った。グラブをたたき吠えた。

 育成出身の勝利は球団では初。入団時に「同じ育成出身の(ソフトバンク)千賀さんみたいになりたい」と思い日々、練習してきた。

 チームは今季初の4位に浮上。孝行息子が原動力になった。

最終更新:4/18(木) 6:01
デイリースポーツ

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