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3月の全鉄鋼輸出、18%減。生産トラブル収束、回復へ

4/18(木) 6:06配信

鉄鋼新聞

 財務省が17日に発表した3月の貿易統計(速報)によると、全鉄鋼ベースの輸出は前年同月比17・9%減の273万9千トンだった。3月としては2009年の260万7千トン以来となる低水準で、前年割れは5カ月連続となった。ただ日本製鉄やJFEスチールなどで相次いだ生産トラブルは収束しつつあり、今後は月間300万トンペースへと回復に向かいそうだ。

 日本の全鉄鋼輸出は日鉄・和歌山製鉄所やJFE西日本製鉄所福山地区などで高炉不調が重なり、1~2月は10年ぶりに200万トン台前半へと落ち込んだ。3月はここから30万~40万トンほど増えた格好で、4月も回復傾向が続く見通し。5月以降はイスラム圏のラマダンや雨季といった不需要期に入るため市況面では不透明感があるものの、一定の数量回復は続くものと予想される。
 主な地域別の輸出量は、ASEAN向けが21・2%減の91万2千トン、韓国向けが5・6%減の49万5千トン、中国向けが18・8%減の38万6千トン、中東向けが47・9%減の5万5千トン。米国向けは前年の3月に「通商拡大法232条」が発動した影響の反動増で27・5%増の14万2千トンと5カ月ぶりに増加へ転じた。
 全鉄鋼輸入は15・1%増の71万2千トンで3カ月連続の増加となった。うち韓国からは8・9%増の32万7千トン。中国からは60・6%増の14万6千トンとなり7カ月連続で増加。アセアンからは4・6%増の3万7千トンだった。

最終更新:4/18(木) 6:06
鉄鋼新聞

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