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伊藤詩織さんが語る “MeToo“。「わざわざ声をあげなくてもいい社会を目指したい」

4/18(木) 11:34配信

ハフポスト日本版

ここ1、2年で世界的な広がりを見せた「#MeToo(私も、被害を受けた)」。TwitterやInstagramなどSNS上を中心に、性的暴力や性被害を告発するムーブメントだ。

ハリウッドを中心に大きなうねりとなりとなったが、日本社会ではどう受け入れられたのか?何が変わったのか?課題は何か?

自身も性被害を告発した経験を持つジャーナリスト、ドキュメンタリーフィルム制作者の伊藤詩織さんがハフポストのネット番組「ハフトーク(NewsX)」に出演し「MeToo」をめぐる課題や展望を語った。【文:湯浅 裕子/編集:南 麻理江】

「MeToo」運動に自身も救われた

伊藤詩織さんはレイプ被害を受けたとして告訴。準強姦容疑で捜査の結果、嫌疑不十分として不起訴処分となった。

2017年、検察審査会に不服申し立てを行うと共に記者会見を開き、顔と本名を出して被害を世間に公表。同年、自らの経験について迫る書籍『Black Box』を刊行した。


《自ら声をあげることで、社会からどういうリアクションがくるのか、事前に予想はしていました。公表してみると本当に様々な声がありました。それらは、私だけではなく、家族や周りにいる友人にも影響のあるものでした。それによってロンドンに引っ越したという経緯もあります。当時はものすごく孤独でした。》

伊藤さんが孤独と戦う中、盛り上がりを見せたのが日本での「MeToo」運動だ。

もともとは海外で始まった「MeToo」。10年以上前、アメリカの市民活動家タラナ・バーグが性暴力被害の支援活動をする際のスローガンとして「MeToo」を提唱したのが始まりと言われている。

2017年、ニューヨーク・タイムズが映画プロデューサーのセクハラ疑惑について報道したことをきっかけに、海外の俳優たちが同様の被害についてSNSを中心に「#MeToo」と声をあげたことで、世界的なムーブメントとなっていった。

その後、日本でも「MeToo」運動が広がりを見せたことに、伊藤さんは救われたという。

《公表した時、どこまで届いたのか、正直わからなかったんです。わからないけれど、話していかなければ変わらないと思っていました。そんな中「MeToo」運動が起きて、少し救われた気持ちになりました。私だけじゃなかったんだと。》

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最終更新:4/18(木) 11:34
ハフポスト日本版

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