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パラ出場を資金面でサポート! 日本財団パラアスリート奨学制度の第3期生11名が決定

4/18(木) 9:04配信

TOKYO HEADLINE WEB

 パラアスリートにとって、競技生活を続ける上で大切なことの一つが、競技費用の捻出だ。一部のトップアスリートには大企業のスポンサーが付いているが、多くの選手は遠征費や義足・車いすなどの用具の購入・メンテナンス費を自己負担でまかなっている。

 こうしたなか、日本財団はパラリンピックなど世界レベルで活躍するパラアスリートを養成する「日本財団パラアスリート奨学制度」を日本体育大学に設置。第3期生が決定した16日、大学で授与式が行われた。

「日本財団パラアスリート奨学制度」は障害者スポーツに特化した国内最大規模の給付型奨学金制度で、次世代のパラリンピアンを目指す若手選手の活動を支えるのが目的。給付の対象となるのは、日本体育大学グループに在籍する身体障害または知的障害のある学生・生徒で、給付額は、1人あたり年額500万円程度。奨学生は、入学から卒業・修了までの期間、給付を受けることができる。2017年のスタート時には19名、2018年は8名、そして2019年は11名の選手が選ばれた。

 日本体育大学の今村裕常務理事は、「東京パラリンピックで活躍が期待される学生であること、また各競技の裾野を広げていくために、最大限この分野で活躍できる選手であることなどを重視した」と、選定のポイントを語った。

 日体大1年陸上砲丸投げ・円盤投げの新保大和は「海外遠征に参加する際は、いつも資金面で親に負担をかけていたので、とてもありがたい。選ばれたからには頑張らなくてはと思う。まずは、世界選手権で3位までに入って、東京パラリンピックで必ず結果を残したい」と意気込みを語った。

 奨学生代表の挨拶では、日体大1年パラ馬場の吉越奏詞が自身の生い立ちを語る場面も。「私は生まれつき脳性麻痺で言語や両足と右手が不自由です。小さな頃からリハビリをして、水泳とホースセラピーを続けてきました。馬と出会った乳幼児の頃、ホースセラピーとして馬に乗ることで、動かなかった身体が少しずつ動くようになりました。私にとって馬は、大切なパートナーです。今回、日本財団や大学関係者の皆さまのおかげで東京パラリンピックへの道を大きく開くことができました。今後は私のように障害を持つ者でも、気軽に馬に乗れるような環境づくりもしていきたいと思っています。メダルを取れるように頑張ります」と馬術との出会いや、今後の目標を語った。

第3期生の11名は、以下の通り。

●三元大輔(車いすバスケットボール/日体大大学院1年/疾病による右下肢機能障害)
●赤石竜我(車いすバスケットボール/日体大1年/両下肢機能障害)
●友野有理(卓球/日体大1年/脳梗塞後遺症による右半身まひ)
●宮城実来(デフサッカー・フットサル/日体大1年/聴覚障害)
●笹原拓歩(陸上/日体大1年/二分脊髄症による両下肢まひ)
●吉田知樹(陸上/日体大1年/先天性右けい骨欠損)
●新保大和(陸上/日体大1年/脳原性まひ)
●湯口英理菜(陸上・シッティングバレー・パラカヌー/日体大1年/両膝関節部欠損)
●高橋幸平(アルペンスキー/日体大1年/脳性まひによる右半身機能障害) 
●吉越奏詞(パラ馬術/日体大1年/脳性まひによる脳原性上肢機能障害)
●東里樹(スピードスケート/日体大付属高等支援学校3年/知的障害)

最終更新:4/18(木) 9:04
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