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「可能性を完全燃焼させる自分自身との闘い」 青木真也、ONE世界ライト級タイトル防衛戦への思い

4/18(木) 11:34配信

AbemaTIMES

 こんにちは。青木真也です。

 今の日本の格闘技業界は「ONE」一色です。3月31日の日本大会、国内団体とのパートナーシップ、放送環境、契約選手の増など様々な要因が合わさってのことなのですが、ONE一色と言っていい状況だと思います。ONEが中心になる前は、多くの国内選手の目指す先はUFCでした。良くも悪くも自分のモノサシを持っている選手は少ないので、多くの選手が時勢に流されます。その中で初志貫徹、最初の目的であるUFCを貫いた選手がいます。

「佐藤天」

 日本人契約選手が減り、新規契約は難しいのではないかという空気が漂う中、久々の新規契約を勝ち取った日本人選手です。彼は僕と練習拠点が同じで、彼がデビュー前から練習をしてもらう関係性だったのですが、最初から最後までずっとUFCに出たいと自らの意思を貫いてきました。

 試合で負けることで、UFCの道が遠のいたこともあったし、他団体から魅力的なオファーが届いたこともありました。どんなときも彼の目標はUFCであったし、UFCに出るためにはどうすべきかをずっと考えていました。正直、契約は難しいかなと思っていたところでの契約は自分ごとのように嬉しかったし、彼の粘り勝ちでありました。

 彼がやっていることは日本の格闘技にとって意味のあることだし、多様性を担保してくれていると思っています。契約、本当におめでとう。そしてありがとう。

 佐藤天選手の試合は4月29日(日本時間29日)UFCフロリダ大会。ベン・サンダーズ選手と闘います。格上の選手であることは事実ですが、彼のここまでの想いをぶつけて、勝利してくることを期待しています。放送環境が難しいとは思うのですが、見てほしいし、結果だけでも気に留めていただけたらな、と思います。

 試合が終わったばかりですが、僕の試合も決まりました。5月17日、ONEシンガポール大会にてライト級タイトルの防衛戦を行います。20歳のクリスチャン・リー選手と闘います。彼とはチームメイトでもあるし、仲もよいのだけれども、若い選手とせめぎあっていきたいし、自分の可能性を使いきる意味でも断る理由はありませんでした。守りたい気持ち以上に、守っていたら、自分の可能性を残してキャリアを終えるように思えました。勝負し続けて、自分の可能性を最大限使って終えたいのです。誰かが相手なのではなくて、自分との闘いです。

 新年度でバタバタするとは思いますが、地に足つけて、コツコツとやっていきましょう。

文/青木真也(格闘家)

最終更新:4/18(木) 11:34
AbemaTIMES

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