ここから本文です

SASUKE、なぜN高に進学?「新しい地図」への楽曲提供で広がった「夢」:インタビュー

4/18(木) 11:38配信

MusicVoice

 「新しい地図 join ミュージック」への楽曲提供でも話題を集めた、アーティストのSASUKEこと原口沙輔くんがこの春、高校に進学した。選んだのは、学校法人角川ドワンゴ学園が経営するN高等学校。N高は通信制高校でネットコースと通学コースが選べる。74単位以上の取得と高等学校在籍3年間などの条件を満たせば高卒資格を取得でき、自分の自由な時間を確保しやすいことから「やりたいこと」を明確に持って入学する人も多い。原口くんもその中の一人。「大好きな音楽に充てる時間が増えるから楽しみ」と期待を膨らませている。先般おこなわれた「バーチャル入学式」で新入生を代表して挨拶に立った原口くんに話を聞いた。【取材・撮影=木村陽仁】

やりたいことをやる、学業との両立

 「バーチャル入学式」と銘を打って執りおこなわれた入学式。記者向けの体験会もこの日、実施された。着座してVRゴーグルをつける。目の前に広がるのは会場と同じ空間。そのなかで入学式に進む。その空間では席を自由に行き来できる。開式の辞を終え、舞台は同校の所在地・沖縄に移った。沖縄の美しい海が広がる浜でバーチャルの奥平博一校長が式辞を述べる。そのなかである言葉が印象に残った。

 「今から30年前はまだまだ“情報”が貴重でした。たくさんの知識があったり、たくさんのことを覚えている人間が、重宝される時代だったのです。しかし、現在はインターネットのおかげで、“情報へのアクセス”が誰でも、手軽におこなえます。つまり、たくさんの知識があることは、もう価値が薄れてきてしまっているのです。学校で教えられたことを、たくさん記憶して、偏差値が高ければいい。そんな時代は終わりを迎えたのです。これからは、言われたことをできるだけではなくて、自分で考える力が必要なのです。またこれからは、自分から何かを発信したりできることが大切です」

 「自主性を求める」のではなく「自主性を持った人」が学ぶ。それをサポートするのが同校であり、その時代に則した教育をおこなっていく考えがその言葉からも伝わってくる。会の冒頭で紹介された新入生のインタビューでも目的意識を持った人が多くみられた。

 同校には「アドバンストプログラム」という豊富な課外授業も用意されている。そのなかで教育に励むものもいれば、作家や音楽家を志すものもいる。高卒資格で必要な課程をこなす中で、夢を追及する。その両立を実現させている。

 今年、入学したSASUKEこと原口沙輔くん。音楽活動の時間を確保したいという理由から、同校への進学を決めた。

 「いままで普通に小・中学校と上がってきて、やっぱり音楽との両立は難しくて。辛いところだったんですけど、ここから音楽を優先できる。まだ想像はつかないけど、どういう風に自由になるのかがワクワクしています」

 表情に幼さは残るが、語り口は落ち着きがあった。

1/3ページ

最終更新:4/18(木) 11:38
MusicVoice

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事