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1400キロ自転車道の整備加速 五輪機に訪日客呼び込みへ 太平洋沿い、銚子~和歌山

4/18(木) 11:18配信

千葉日報オンライン

 千葉県銚子市から和歌山市まで、太平洋沿い約1400キロを走る「太平洋岸自転車道」の整備計画が進行中だ。2020年東京五輪・パラリンピックを機に、国内のサイクリストだけでなく訪日外国人客も呼び込もうと、国と千葉県など沿岸8県市は昨冬、同自転車道推進協議会を設立。整備加速と併せ、分かりやすいデザインの案内看板への統一、ロゴの選定など、情報発信強化に力を入れている。

 国土交通省によると、同自転車道は銚子市を起点に神奈川、静岡、愛知、三重、和歌山の6県の太平洋沿いを走る構想。日本を代表するサイクリングロードを作ろうと、1973年度に国と各県が整備事業に着手した。

 構想の約1400キロのうち、県内区間は全体の起点となる銚子市から、太平洋沿いの18市町村を走り、金谷港(富津市)に至る209キロ。同港から東京湾フェリーで対岸の神奈川へ渡る。

 国や各県が自転車専用道路のほか、既存の県道に自転車走行帯を設けるなどして整備を進めてきた。ただ、自動車の道路網の整備が優先された時代背景などから、進ちょくは全体の6割程度。県内区間も5割強にとどまるという。

 観光立国を目指す国は、東京五輪を契機に国内外で自転車競技への関心が高まり、サイクリストが増えるとみて、同自転車道の整備に本腰を入れ始めた。

 昨年11月には、6県2市と協議会を設立。会合では、日本語が読めない訪日客でも迷わず走れるよう、案内看板や路面標示を分かりやすいデザインに統一することを確認。2020年までの整備完了は難しいとみられるが、案内の充実で、整備済み区間の利用を促す。今年3月の第2回会合ではPR強化へロゴを選定した。

 県内でも、JR千葉支社が昨年から自転車を解体せず持ち込める専用電車「B.B.BASE」の運行を始めるなど、サイクルツーリズムに着目した観光誘客が活発。県道路環境課担当者は「県外から来てもらうことで、県内各地の観光施設などの利用が増えるのでは」と、同自転車道周辺での宿泊、観光といった経済効果に期待する。

最終更新:4/18(木) 11:18
千葉日報オンライン

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