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障害年金 5つの誤解 第4回「障害年金を併せて受給する…?」

4/18(木) 19:31配信

ファイナンシャルフィールド

障害年金について広まっている、さまざまな誤解を点検します。

第4回は、「障害年金を併せて受給する…?」です。

65歳前は、老齢年金と障害年金を両方もらうことはできない

よくあるのが、こんなケースです。

Aさんは1957年生まれの女性。今年、62歳になります。

60歳から老齢厚生年金の報酬比例部分を受給しています。最近、持病が重症化したので障害年金も受給しようと、初診日を証明する「受診状況等証明書」などの必要書類を集め始めました。

ところが、それを知った友人から「老齢年金と障害年金を両方もらうのは無理よ」と言われ、びっくり。年金事務所に問い合わせたところ、友人の言うとおりでした。

Aさんはがっかりです。

障害者特例という制度もある

老齢年金をもらい続けたうえで、さらに障害年金も受給できたら、助かりますよね。

しかし、65歳以前の年金の受給には「1人1年金」という原則があります。老齢年金と障害年金の両方の受給権があっても、どちらかを選択して受給しなければならないのです。

遺族年金と障害年金についても同様です。ただし、65歳以上になれば、2つの年金を部分的に組み合わせて受給できるようになります。

また、老齢厚生年金の受給権がある方で、障害年金の3級以上に該当するような障害がある場合は、「被保険者でないこと」などの条件はありますが、65歳以前でも障害者特例という加算の付いた老齢厚生年金を受給することができます。

ですから、Aさんが障害年金を請求してみる価値は十分にあります。障害年金を請求するときに障害者特例の請求も同時に行うのが、診断書代の節約につながる賢いやり方です。

請求前に「併給調整」を知っておこう

このように、他の年金や他の制度との間で調整が行われることを「併給調整」と言います。

障害年金の請求を検討するときには、前もって「併給調整」について理解しておくことが大切です。そうしないと、とんだ当て外れとなったり、場合によっては、徒労に終わる場合もあります。

注意しなければならないものをいくつか紹介します。

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最終更新:4/18(木) 19:31
ファイナンシャルフィールド

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