ここから本文です

つわりで頑張って働いたら育児休業給付金減? 「時短勤務」に落とし穴

4/18(木) 16:00配信

AbemaTIMES

 「つわりの強弱・期間は個人差があって、『こうした働き方を避けた方がいいですよ』とは言えない」と高澤氏。今回の女性のケースでは、雇用主である加藤歯科クリニックの院長・加藤嘉哉理事長も想定外だったといい、「体調が万全でないにも関わらず、午前中一生懸命働いてくれたことに非常に感謝している。給付金が上下してしまうというのは私の方も不勉強だった。公的手当てが減ってしまうというのは、女性にとってとても不利な現状」だと話した。

 こうした現状の制度に、慶応大学特任准教授などを務めるプロデューサーの若新雄純氏は「時短で毎日働くというケースは想定されていなかったのだろう。いろいろな形の働き方が求められる中で、国の制度も変わっていかないといけない」と前置きしつつ、「正社員で1社にしか勤めていない人などは、保険料や税金をいくら払っているのか、どのような制度を使えるかなどを考えていないことが多いと思う。難しいことは会社に任せて、自分で中身を見なくていいという風潮。今回のケースは他のいろいろなところでも起こり得ることであって、国側が無責任じゃないかと思ってしまうが、僕たちも制度やルールを自分で理解する必要がある」と意見を述べる。

 一方、2児の母であるテレビ朝日の大木優紀アナウンサーは「育児休暇を取る時に初めて知る制度があった」といい、「健康保険からこの部分が出ます、これは雇用保険から出ます、これはこっちで手続きしてください、これはそれぞれの市町村で手続きをしてくださいと、すごく煩雑だった。そういうことが生きていくうえでは大切な部分で、一度勉強する機会があってもいいと思う。制度も大多数の人向けにできているものが多いので、そこから外れた時に損してしまうことが多い」と述べた。

 それを受けて若新氏は「ワーク・ライフ・バランスが多様化する中で付随する社会制度も複雑になっていくが、『知らなかった』では救ってもらえない。役所に聞きに行けば教えてくれるが、そういったことすら教えてもらえない。高校生ぐらいの時に一度授業があってもいいと思う」と訴えた。
(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)

2/2ページ

最終更新:4/18(木) 16:00
AbemaTIMES

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事