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[衆院3区補選]政策比較(5)玉城県政の評価 屋良氏「画期的な津梁会議」 島尻氏「指導力見えぬ知事」

4/18(木) 5:10配信

沖縄タイムス

<玉城県政の評価>
<安倍政権の評価>

 玉城デニー県政の評価は明確に分かれた。

 屋良朝博氏は、重要政策の「万国津梁会議」を外部専門家の意見を行政に取り込む画期的な取り組みと評価。普天間問題の解決や復帰後続く政府主導の振興策の見直しに期待できるとしている。子どもの貧困問題への対応も評価する。

 島尻安伊子氏は「評価しない」。昨年10月の就任から5カ月以上が経過しているが、玉城知事が掲げた「新時代沖縄」に向けた知事のリーダーシップが見えないと指摘。次期沖縄振興計画の議論も早急に始めるべきだとしている。

<農林水産業>

 安倍晋三政権への評価も割れた。

 屋良氏は辺野古新基地問題を念頭に「沖縄の民意を全く顧みず、歴代首相の中で沖縄に最も冷徹だ」と評する。勤労統計の不正問題や防衛省の日報隠しなど国民をないがしろにする問題が多発し、おごりやゆがみが出ていると批判する。

 島尻氏は「政権発足から丸6年以上経過し、内政・外政ともに着実に成果を上げている」と評価する。沖縄に関しても振興策の効果が有効求人倍率や入域観光客数などに表れ始め、基地負担軽減も目に見える形で取り組んでいると評する。

<子育て・教育>

 屋良氏は「牛、豚、鶏などの県内畜産物や基幹作物であるサトウキビ、花き類、水産物の付加価値を高めることが重要だ」とする。そのために、生産、加工、流通の一体的振興を図るとともに、県産ブランドの海外輸出体制を構築する必要性を強調する。

 島尻氏は、強い農林水産業の実現のため6次産業化の推進や泡盛、果樹などの県産品統一ブランド確立による海外販路の拡大を訴える。また、2020年東京オリンピック・パラリンピックに合わせ島野菜、魚など独自の食文化の魅力発信にも取り組むと強調する。

 県が2018年に実施した県民意識調査の重点的に取り組む施策で、基地問題の解決促進を抜いて子どもの貧困対策の推進が最多になった。子育てや教育問題に関し両氏は共に人材育成の重要性を挙げている。

 振興策を人材育成や社会福祉の充実にシフトするよう訴える屋良氏は「中高生のバス通学無料化や子育て世代包括支援センターの設置に取り組む」とした。

 島尻氏は「子育て世帯の経済的負担軽減を図り、安心して産み育てる環境を整える」と訴え。地域振興を支える人材育成にも力を入れる考えを示した。

最終更新:4/18(木) 5:10
沖縄タイムス

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