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小松でクマ、男性けが

4/18(木) 17:01配信

北國新聞社

 18日午前6時58分ごろ、小松市大杉町の山中で山菜採りをしていた同市の男性(71)がクマに襲われたと119番通報があった。男性は顔や胸、手を負傷して金沢市内の病院に搬送されたが、意識はあり、命に別条はないという。石川県内でクマによる人身被害は今年初めて。県猟友会は「冬眠から覚めた今の時期が最も危ない。子育て中の母グマは警戒心が強く、気が立っている」と注意を呼び掛けている。

 市や小松署によると、現場は、里山自然学校大杉みどりの里から南に約500メートル離れた林道で、クマは体長約1メートルの成獣とみられる。男性は、1人でバイクに乗って杉の子広場の登山口から山に入った後、クマに襲われ、男性が家族を通じて通報した。

 林道には、男性の所有物とみられるバイクと、山菜が入ったショルダーバッグがあった。バッグには複数の血痕があり、中にはゼンマイが入っていたという。

 市は、杉の子広場など近隣5カ所に看板を設置して注意喚起した。防災メールを配信したほか、署や猟友会員ら約20人が周辺のパトロールに当たった。

 現場近くにいた金沢市内の女性は「友人と4人で登山に来たが、山に入らないよう注意を受けた」とパトロールの様子を遠巻きに眺めた。地元の大杉本町町内会長の角義美(すみよしみ)さん(65)は「朝8時ごろに市役所から連絡があり、電話で住民に注意を呼び掛けた。クマの足跡があると聞いたことはあるが、襲われた話は初めて」と驚いた様子だった。

 県によると、昨年のクマによる人身被害は金沢市内で2件。今年の目撃件数は17日時点で6件となっている。県猟友会能美小松支部長の太田博士さん(64)は「冬眠から覚めたばかりのクマは腹をすかせており、活動が活発になるので山に入るときは十分注意してほしい」と話した。

北國新聞社

最終更新:4/18(木) 17:01
北國新聞社

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