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阪神 打線猛爆呼んだ矢野監督“紳士の謝罪”

4/19(金) 16:32配信

東スポWeb

 阪神が18日のヤクルト戦(神宮)を13―5で制した。打線は4番・大山と中谷が2打席連発を放てば、ドラフト1位・近本にも一発が飛び出すなど8年ぶりとなる1試合5発で大量得点。投げては今季初先発の岩田が9回5失点で4年ぶりの完投勝利を挙げた。

 矢野監督は「岩田らしい投球をしてくれた。序盤はボールが浮いていたが、回を追うごとに修正してくれた。大山? まだまだ。明日、(巨人の)菅野にどういう打撃を見せられるかだよ」と笑顔で振り返った。

 ただ、この勝利は指揮官の“異例の謝罪”が呼び込んだものでもあった。不穏な出来事があったのはヤクルトとの開幕カード3戦目(3月31日)。中継ぎ左腕・島本が絶好調だった坂口に死球を与えてしまった。苦悶の表情で引き揚げた坂口は「左手親指骨折」と診断され戦線離脱。それ以来の対戦とあってチーム内からは“報復”を心配する向きもあった。

 そんななか16日の初戦を前に動いたのが矢野監督だ。練習中に小川監督の元に直接出向き、坂口の件について頭を下げた。死球の場合、投手側が関係者を通じて謝意を示すことはあっても、シーズン中に指揮官自ら敵将に頭を下げるのは異例中の異例。チーム関係者も「紳士的な矢野監督らしい行動。大事な戦力を失うつらさも分かるからだろうね。ただ、実際に謝られた小川監督もそうだし、それを見たり聞いたりしたヤクルトのコーチや選手の怒りも多少なりともなくなったのではないか。矢野監督がそういう効果を狙ったわけではないと思うけれど」と目を見張る。

 この直々の謝罪が功を奏したのか、懸念されていた報復はなし。そればかりか指揮官の必死の思いに応えるように打線がようやくお目覚めとなった。「チャレンジしていくだけ。バットを振って全力で走る。やれることをしっかりやっていく」と平成最後の伝統の一戦に向けて腕をぶした矢野監督は、率先垂範の精神でチームを引っ張っている。

最終更新:4/19(金) 16:32
東スポWeb

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