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映画化は真実か?異色づくし「コンフィデンスマンJP」をふりかえる

4/19(金) 6:31配信

dmenu映画

昨年4月期に放送されたドラマ「コンフィデンスマンJP」(フジテレビ系)が5月17日、映画になって帰ってきます。

「コンフィデンスマンJP」はダー子(長澤まさみ)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)の3人の信用詐欺師(=コンフィデンスマン)が、金にまみれた美術商や商品偽装で儲ける社長など、欲におぼれた人間から奇想天外な方法で大金をだまし取る痛快ドラマ。

魅力的な登場人物や二転三転するストーリー展開で視聴者を魅了し、2018年4月期のコンフィデンスアワード・ドラマ賞では主演女優賞、脚本賞を受賞。大人気のうちに終わった同ドラマは、さまざまな新しいチャレンジをしていたことでも注目を集めました。

企画の段階から韓国と中国でも「コンフィデンスマン」の製作が決定

「コンフィデンスマンJP」で脚本を担当したのは古沢良太。「相棒」シリーズ(テレビ朝日系)や「リーガル・ハイ」シリーズ(フジテレビ系)など、古沢が手がけたドラマは日本だけでなく他のアジアの国々でも人気で、「リーガル・ハイ」は今年2月8日から韓国でリメイク版が放送されています。

こうした古沢作品人気の高さも後押しになり、「コンフィデンスマンJP」は日本での放送を前に、韓国と中国でも日本版の脚本を原作としてドラマを製作することが発表されました。韓国版は「コンフィデンスマンKR」、中国版は「コンフィデンスマンCN」と銘打たれ、このようなやり方は、ハリウッドでは例があるものの、日本のテレビドラマでは異例のことです。

またそれ以外にも、国内での放送の前に世界82の国と地域での放送・配信が決定されました。フジテレビの番組企画担当・成河広明氏は「古沢さんの脚本が圧倒的に面白く、世界に通用する上質なものである」とドラマ放送前に語っており、広く海外を見据えた意欲的な作品として世に放たれたのでした。

脚本家・古沢良太、WEBでシナリオを有料公開

古沢は自身のSNSで各回放送後に、シナリオを執筆中に考えていたことや、撮影の裏話なども書いています。その中で、実はこのドラマは「脚本を書いた順番も、撮影した順番も、そして放送する順番もバラバラ」だったということを明かしています。これは古沢が同ドラマでチャレンジしてみたかったことの一つだったそうです。

しかもこの作品は、1話の中で数ヶ月、数年の時が流れることもありました。放送順と時系列もまるでバラバラで、そのことを巧みに利用して最終話にはどんでん返しが用意されていました。放送後は、視聴者が「最後までまんまと騙された!」と大いに沸きました。

さらに古沢はSNSで、フジテレビでの最終回放送終了後に「コンフィデンスマンJP」のシナリオを有料公開しました。掲載したのは、校閲前の撮影現場で使ったというシナリオです。これは、脚本を読むのが好きでいろいろな脚本から影響を受けたという古沢が、「書き手を読み手が直接サポートする仕組みが好循環すれば、お互いに幸せな関係が作れるのでは」と思って始めたということです。

ドラマのノベライズ版も発売される中で発表されたこの試みは、ファンにとってうれしい驚きとなり、「このシナリオを手にもう一度本編を見直してみたい」、「他のドラマの脚本も読んでみたい」など、さまざまな反響を呼びました。

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最終更新:4/19(金) 6:31
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