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病院や健診での測定結果が正しい血圧とは限らない!?――“隠れ高血圧”を探せ!

4/19(金) 12:00配信

Medical Note

定期健診や医療機関で問題がないからと血圧を気にせずに生活していたら、知らず知らずのうちに動脈硬化が進行――。高血圧とはあまり縁がないイメージの30代にも、そんな“隠れ高血圧”の人がいます。一方で、病院では血圧が高めに出るため、過剰な治療を受けている可能性がある人も。これらの人は、年に数回の血圧測定では正しく診断できなくても、家庭で血圧を測っていれば異常に気付くきっかけになります。【日本赤十字社医療センター腎臓内科・上條由佳/メディカルノートNEWS & JOURNAL】

◇目まいの原因は血圧の薬だった!?

「病院以外では血圧を測ったことがないです。先生がいつも測ってくれるので……。血圧の薬は何があっても一生飲み続けるものだと聞いたことがあります」

70代の女性Aさんは、目まいとふらつきを訴えて救急外来を受診。頭部CTやその他検査では異常が見られず、経過観察目的で入院となりました。

Aさんは10年以上前に頭痛を訴えて受診した際、血圧が160台だったため降圧剤を処方され、その後も合計3種類の血圧の薬を内服し続けていました。

入院中、Aさんの収縮期血圧は70~80台と低かったため血圧の薬を中止したところ、徐々に血圧が回復し100~110台で推移。症状も落ち着いたため退院となりました。

Aさんは緊張しやすい真面目な性格。3カ月に一度の受診の際の血圧は高めだったので血圧の薬は欠かさず飲んでいました。糖尿病の夫に合わせて外食を減らし、ウォーキングを開始したところ目まいなどの症状が出てきたことが判明しました。

その後の調べでAさんはストレスがかかった時や緊張時、外食が続いた時のみ血圧が高くなることがわかり、退院後も血圧の薬は中止し状態が改善しました。

◇「高血圧」にもいろいろなタイプが

血圧は1日のうちに何度も大きく変わります。暑さ・寒さ、体調やストレス、食事、トイレ、会話、喫煙など、ちょっとした刺激でも変動のきっかけになります。ですから、健診や診察室で測った血圧が正常範囲内だからといって「高血圧ではない」とは断言できません。診察時の測定だけでは正しく診断できないタイプの高血圧は、健診などで見逃されることも。そんな“隠れ高血圧”には次のようなタイプがあります。

●白衣高血圧

家庭や職場などでは正常値なのに、診察時(白衣の前)には緊張や不安のため高血圧の数値になってしまうタイプです。冒頭で紹介したAさんも、この「白衣高血圧」でした。このうち家庭では正常血圧の場合、合併症がなければ治療の必要性は低く、慎重に経過観察をします。

●仮面高血圧

白衣高血圧とは逆に、健診や診察時は正常値なのに家庭や職場での血圧が高い人がいます。診察時には高血圧が仮面をかぶったように本当の姿が隠れていることから、仮面高血圧と呼ばれています。診察時以外の多くの時間帯で血圧が高く血管に高い圧力がかかり続け、気づかないまま放置すると動脈硬化が進むなど危険性が高まるため、治療が必要です。

仮面高血圧には、血圧が高くなる時間帯が決まっているものがあります。このうち、早朝の血圧が上昇するのを「早朝高血圧」、夜の血圧が高い場合を「夜間高血圧」と呼びます。

早朝には血圧が上がるホルモンが放出される影響や交感神経優位となるため、朝の血圧が高くなることが多いのです。早朝高血圧は脳血管障害や心臓病を発症する危険性が増加するといわれます。また、すでに高血圧の治療を受けていても、早朝に薬の効果が切れて血圧が上がってしまうケースが多くみられます。これらのタイプの人でも、24時間の血圧変動を測定する「ABPM」という検査で診断が可能です。

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最終更新:4/19(金) 12:00
Medical Note

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