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セイケイ/堺で作業者の腰痛対策強化/着るロボット導入

4/19(金) 6:07配信

鉄鋼新聞

 プレスコラム大手のセイケイ(本社・栃木県佐野市、社長・得田儀生氏)は、堺製造所でATOUNが開発した着るロボット・パワードウェア「ATOUN MODEL Y」を導入した。
 今年3月末から利用を始めた。これまでセイケイは重量物を動かす際の腰痛対策として掲示板による注意喚起などをしてきたが、作業者の負担軽減を目指して三井物産スチールが代理店として販売する同機の導入を決めた。得田社長は「作業者の腰痛対策をメーンに導入した。当社が大切にするのは『顧客』『従業員』『地域社会』『株主』。従業員が高齢化する中、どう健康に仕事をしてもらうかを考えた」とし、堺製造所でまずは1台を導入し、効果を見ながら、今後は佐野製造所でも採用したい考えだ。
 同機はセンサーが腰の動きをとらえ、モーターの力で重量物を上げ下げするときの作業者の腰部の負担を軽減する。同社従来機(MODEL A)に対して、カーボン樹脂フレームを採用し重量を7・4キロから4・5キロに軽減するなど、より装着しやすいように改良を施した。
 着るロボット「パワードウェア」などのパワーアシスト機器を開発する「ATOUN」(本社・奈良市、社長・藤本弘道氏)は、2003年に松下電器産業(現パナソニック)の社内ベンチャー制度により設立され、13年に三井物産と業務・資本提携。現在、三井物産は約3割を出資する。
 セイケイが導入した「MODEL Y」は経済産業省などが共催する第8回ロボット大賞で優秀賞(サービス分野)を受賞。昨年7月末から販売を始め、昨年度は製造業向けを中心に約250台を販売した。オープン価格だが、予備バッテリーを含め実勢価格は70万円前後。今年度は400~600台を販売したい方針だ。
 同社は三井物産スチールが51%、JFEスチールが27%、丸一鋼管が22%出資している。得田社長は今回のパワードウェアの導入に関して「株主とのシナジー効果も発揮したい。技術・サービスなどで株主の協力を得ながら、より良い品質のコラムを製作していく」と話す。

最終更新:4/19(金) 6:07
鉄鋼新聞

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