ここから本文です

肝は「ピッチの悪さ」? GReeeeN名曲の秘密をコバソロが解説

4/19(金) 22:01配信

TOKYO FM+

やまだひさしがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「やまだひさしのラジアンリミテッドF」。4月12日(金)放送の「コバソロレコ」のコーナーでは、音楽プロデューサーのコバソロさんが、「春」をテーマに選曲しました。

音楽プロデューサーのコバソロさんが、音楽再生アプリ「CDレコアプリ」のランキングからおすすめソングをピックアップし、独自の解説で紹介する「コバソロレコ」。今回は、4月の選曲テーマ「春」にぴったりの曲をセレクトし、解説してもらいました。

◆4月2週目のセレクト:GReeeeN「桜color」

コバソロ:これは、月間 CD レコランキング40位にランクインしているアルバム「ALL SINGLeeeeS ~& New Beginning~」収録の楽曲です。

やまだ:桜、まさに「春」だけど、なぜこれを選んだの?

コバソロ:僕自身、この曲が大好きなのと、夢に向かってひたむきに頑張る人の背中を押してくれるような曲なので。「これから頑張るぞ!」っていう方にぜひ聴いていただきたいです。あと、この曲の特徴としては、和を感じさせる“ヨナ抜き”“ニロ抜き”が――。

やまだ:ヨナ抜き、ニロ抜きって?

コバソロ:ドレミファソラシドという音階があるじゃないですか。それの、4度(ファ)と7度(シ)を抜いた音階を“ヨナ抜き”、2度(レ)と6度(ラ)を抜いた音階を“ニロ抜き”と言います。これを抜くと、民族的な、いわゆる「和」の雰囲気になります。

やまだ:不思議だね。みんなもキーボードがあったら弾いてみて!

コバソロ:ぜひ! 日本人には、この音階がすごく気持ちいいところに当てはまるらしいです。「桜color」はもちろん、いろんな楽曲をそういう目線で聴いてみるとおもしろいと思います。

やまだ:なるほどね。ほかにおもしろいポイントはある?

コバソロ:この曲の落ちサビ(最後のサビの前などに出てくる、静かなサビ)もおもしろいですよ。テンポごと落として、とてもわかりやすい変化をつけています。

やまだ:テンポごと!

コバソロ:音楽だけでなく、売れている漫画とかもそうなんですが、露骨なくらいわかりやすい表現ってやっぱり伝わりやすいですよね。そういう表現がGReeeeNというアーティストのカラーにも合っている。ほかにも、“露骨な表現”という点だと、この曲のピッチ、ちょっと悪いんですよ。

やまだ:えっ。どういうこと?

コバソロ:メインボーカルは合っているんですが、その後ろに重なっている“ダブル”という声が、結構ピッチが悪いんです。それをあえて残しているんです。

やまだ:そうなると、どういう効果が出るんですか?

コバソロ:ピッチをきっちり直してしまうと、とても綺麗なんですが、機械的な響きに寄ってしまうんですね。ピッチの悪さを残すことによって、機械的な響きにならず、いろんな人が歌っている“合唱感”や、人間らしい“がむしゃら感”が出るんです。GReeeeNの曲は打ち込みが多いんですが、ピッチをあえて直さないことで、青春ソングとして成立するようになっています。ぜひ、聴いてみてください。

(TOKYO FM「やまだひさしのラジアンリミテッドF」2019年4月12日(金)放送より)

最終更新:4/19(金) 22:01
TOKYO FM+

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事