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かんぽ生が売出価格割れ、投資家の含み損は総額で約74億円

4/19(金) 8:42配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): かんぽ生命保険の株価が売り出し価格を下回る状況にある。このままの水準ならば、予約して購入した投資家は購入直後から損失を抱えることになる。今回の売り出しがうまくいくかの懸念が市場で広がっている。

18日にかんぽ生が売り出す株式の総数が約1億3667万株に決まった。しかし、株価は19日終値で2295円と、売出価格の1株2375円を80円(3.4%)下回っている。日本郵政は、2015年11月の上場以来初めて保有株を国内外で売り出す。国内の申込期間は16-17日ですでに終了。仮に19日終値で算出すると、売り出しに申し込んだ投資家の抱える含み損は総額で約109億円に膨らんでいる。

ジョイントグローバルコーディネーターを務める大和証券広報部は、18日時点でかんぽ生の株価が売出価格を下回っていることや、個人投資家などからのクレームについて「個別案件につきコメントを控える」とブルームバーグの取材に電子メールで回答した。申し込み者のキャンセルには応じていないという。

かんぽ生命経営企画部IR室の松岡伸明担当部長は18日、ブルームバーグの電話取材に「投資家などからのクレームはとくに聞いていない。売り出しの予定に変更はない」とコメント。株価の水準については言及を控えた。

スマートカルマのアナリスト、トラビス・ランディ氏は「今回の売り出しは、株式公開(IPO)したときの2倍の規模。上昇に期待して応募した顧客はたくさんいるが、下落すれば売る以外にない」と話す。そのうえで、きょうと来週月曜はイースターで休場が多いこともあり、引受幹事の大和証券は売出株の売買が始まる火曜に備えて力を蓄えているのではないかと付け加えた。

(c)2019 Bloomberg L.P.

Shingo Kawamoto

最終更新:4/19(金) 15:55
Bloomberg

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