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勝手に投票、開票日翌日の施設に捜査員 福井県警、早期に情報把握か

4/20(土) 8:49配信

福井新聞ONLINE

 投票偽造の疑いで福井県大野市の介護老人福祉施設の施設長と職員計5人が逮捕された事件。福井県警は早くから情報をつかんでいたとみられ、知事選投開票日の翌日の4月8日には施設や関係者宅に捜査員の姿があった。

【画像】開票日翌日に施設に出入りする捜査員

 指定施設での不在者投票はかつて、第三者の立ち会いが不要で投票偽造の“温床”になると指摘されていた。2013年に公職選挙法が改正され、施設関係者以外に選管職員など第三者を立ち会わせるよう「努力義務」が盛り込まれた。しかし今回、事件の舞台となった施設では第三者が不在だった。

 県警は、逮捕容疑となった入所者5人の投票用紙に同じ候補者名が記入された可能性があるとみて調べを進める。今回、施設全体で約50人が不在者投票しており、5人の入所者以外にも不正がなかったかどうか慎重に捜査する。

 統一地方選に当たり、県選管は2月12日、不在者投票で投票偽造がないよう県内の施設担当者ら約150人を集めて福井市内で説明会を開いていた。入所者らに投票の意思を確認するよう要請。「入所者から依頼があった場合のみ、市町に投票用紙を請求してほしい。投票が公正・公平に行われるよう立会人を決めるように」と念を押していた。

 こうした中で明るみに出た事件。あるベテラン捜査員は「今回の知事選のような激戦になると、支持する候補者を勝たせたいという思いが強まる。なかなか不正はなくならない」と語った。

最終更新:4/20(土) 9:06
福井新聞ONLINE

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