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【その壁を超えてゆけ】プロレスラー大谷晋二郎、いじめ撲滅のために闘う

4/20(土) 14:00配信

日刊スポーツ

興業の半分がチャリティー

「僕がプロレスに救われたことがいっぱいあるから、もしかしたら今も救える子がいっぱいいるんじゃないか」
プロレスや言葉で子どもたちの心を動かせるかどうかは分からない。でも1人でも何かを感じてくれる子がいるかもしれない。祈りにも似た活動は、大谷のライフワークとなった。
ゼロワンの年間約90の興行のうち、約半分がお金を取らないチャリティーだという。その合間に学校訪問を続け、時には子どもの家にホームステイまでする。活動を始めてから数年たった09年、人気バラエティー番組「アメトーク」のゴールデン特番で大谷らの活動が取り上げられると、一気にチャリティープロレスや講演会の依頼が増えた。

「アメトーク」がきっかけ

大谷はどのように子どもたちにいじめ撲滅を訴えているのか。3月末、東京・文京区の小学校でイベントが行われた。この日はプロレスはやらずに講演のみ。待っていた約50人のこどもたちのうち、プロレスを見たことがある子は9人だけだった。アメトークのDVDを見せた後、大谷はこう切り出した。
「僕たちはプロレスで全国をまわって、いじめ撲滅運動というのをやっているんです。プロレスって、たたいたり、野蛮なスポーツでしょ?でも、よーく考えてみて」
直前に子どもたちに見せた動画にはパンツ一丁でリングに立ち、敵に蹴られ、踏みつけられ、ぼろぼろになっても何度も立ち上がり、相手に向かっていく大谷の姿が映し出されていた。「僕、痛めているところを攻められてやられてたよね。負けてたまるか、って立ち上がってなかった?そうでしょ? そして、相手の技を逃げないで受けてたよね。これを伝えたいんです。技から逃げない。なにからも逃げない勇気。そして、何回やられても、何度でも立ち上がるんだ。そういう気持ちをもってほしい。これが僕が思ういじめ撲滅なんです。本当に強い人はいじめをしない。強い人になってくれますか?」
大谷の熱い問いかけに子どもたちは「はい!」と元気よくこたえた。

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最終更新:4/20(土) 15:11
日刊スポーツ

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