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「24時間ジム」福井に相次ぎ出店 若者に人気、競争激化は必至

4/20(土) 11:53配信

福井新聞ONLINE

 24時間営業のフィットネスジムが、福井県内に相次ぎ出店している。プールやダンススタジオなどは持たずコストを削減、比較的割安な料金設定と、いつでも利用できる手軽さが若者層に人気となっている。さらに出店する動きもみられ競争の激化は必至。数年内に20店舗前後になる見方もあり「いずれ過当競争になるのでは」と早くも危惧する声も出ている。

 ■急拡大

 24時間ジムはプールなどを完備した「総合型ジム」より規模がやや小さく、空き店舗を活用する形で急拡大している。

 県内では福井市を中心に出店や計画が相次ぐ。「ハイパーフィット24」を運営するサンミュージック(滋賀県)は昨秋、御幸店(福井市)を開設。今年3月には坂井店(坂井市春江町)、5月には日之出店(福井市)を予定する。

 「エブリー」を展開するプロシード(富山県)は、4月9日に福井開発店(福井市)、全国に500店以上を展開するエニタイムフィットネスは、4月19日に1号店を福井市高柳2丁目にオープンさせた。エニタイムでは「2年ほどで県内に14店まで増やしたい」と鼻息は荒い。

 中京圏を中心に展開するフィットイージー(岐阜県)は、福井市と鯖江市に近く2店舗を開設する計画。このほか神奈川県横浜市の企業が鯖江市に県内1号店を準備している。

 一方、“県外勢”に対抗し、地場のスポーツクラブ新田塚アーク(福井市)も24時間型店の参入を決めた。1階部分を改修し、6月1日に新店を設ける。

 ■防犯対策に力

 出店が相次ぐ背景には、既存の「総合型店舗」が営業していない深夜や早朝の運動需要の高まりだ。働き方が多様化し「時間を問わずいつでも使いたいというニーズは都会、地方を問わずある」(エニタイム)。また「出勤前の早朝に運動したいという声は根強い。1日の中で夜間(午後7時~午前零時)に次ぎ利用者数が多くなる」(エブリー)など、総合型が拾い切れていない層にアピールする。

 いずれの店もスタッフが不在となる深夜、早朝時間帯の防犯対策も力を入れている。館内には複数台の監視カメラ、防犯ベルを設置。ペンダント型の防犯ブザーも貸し出し、何かあれば警備会社が駆け付ける仕組みを導入。女性でも不安なく利用できるよう配慮している。

 また会員以外の不審者侵入防止に静脈認証(ハイパーフィット)、顔認証(フィットイージー)を取り入れる店もある。

 ■過当競争も

 今後も拡大戦略は止まりそうもない。24時間店では同じ系列店なら無料で相互利用できる仕組みを導入している店が多い。「平日は職場近くの店、休日は自宅近くの店と使い分ける利用者もいる」(関係者)。そのため運営会社は、会員の利便性追求へ多店舗展開する戦略を描く。

 県内で複数の店がさらに物件を探している状況に、ある関係者からは「急激に増えすぎ。お客の取り合いになる」と過当競争を危惧する声も上がっている。

最終更新:4/20(土) 12:20
福井新聞ONLINE

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