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【「平成」と乗りもの】変化した「乗りものと女性」の関係 増えた女性現場職員、その背景といま

4/20(土) 10:03配信

乗りものニュース

「鉄子」に「空美」 開かれた乗り物業界への道

 いま、女性の活躍推進と同時並行で、社内や社員の意識改革も進んでいます。静岡鉄道では、「10年ほど前はどちらかといえば『男性の会社』でしたが、各部署に女性がいることが当たり前の風景となり、女性管理職も増えています。結婚や出産を機に辞める人はほぼゼロになっただけでなく、ひとりひとりが効率的な業務を意識するようになり、時間外労働も全社的に減りました」とのこと。

 JAL(日本航空)では2023年度までに女性管理職比率を20%にすることを目指し、働き方に対する「意識」と「仕組み」の両面から取り組みを進めているといいます。「意識」面では、全グループ社員を対象としたフォーラムやセミナーなどを実施し、多様性を受け入れる「風土の醸成」に取り組んでいるとのこと。さらに、会社外で仕事ができる環境を整え、柔軟に働けるようにすることで、育児や介護などのライフイベントを抱えている社員にとっても、より働きやすい「風土」ができると考えているそうです。

 他方、「平成」のあいだに、趣味的にも鉄道好きの女性が「鉄子」、飛行機好きの女性が「空美」と呼ばれるようになるなど、男性のものと思われていた乗り物趣味が、女性のものとしても市民権を得るようになっています。

「私立鉄道学校」として1897(明治30)年に開校し、現在は普通科と運輸科を持つ岩倉高等学校(東京都台東区)の大日方 樹教諭によると、近年では「鉄道が好きだから」という理由のほか、採用人数が増えたことや、規模が大きく安定しており、福利厚生も充実している企業が多いことから、就職に鉄道会社を志望する女子も増えている傾向があるとのこと。

 東急電鉄では、2001(平成13)年度入社の女性鉄道専門職1期生が、いまや駅長に次ぐポストの助役に就任。JALでは1997(平成9)年に日本初の女性パイロット、2010(平成22)年には日本初の女性機長が誕生し、現在はANAでも多くの女性パイロットが在籍しています。船の世界でも、日本郵船で2017年、137年の歴史上初となる女性船長が誕生するなど、後輩の目標となる立場に女性が続々と登場しており、乗り物の世界における女性の活躍は「令和」の時代、さらに広がりそうです。

※この記事は乗りものニュース、くるまのニュース、Yahoo!ニュースによる連携企画記事です。「平成の乗りもの史」を全8回の連載で伝えます。

乗りものニュース編集部

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最終更新:4/20(土) 19:22
乗りものニュース

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