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『料理通信』君島佐和子さんがときめいた、緑色のモンブラン

4/20(土) 11:03配信

食べログマガジン

〈モンブランの履歴書〉『料理通信』君島佐和子さん編【別格の才能が生み出した、クリエイティブなモンブラン】

モンブランの変遷(日本式モンブラン、フレンチタイプ、和栗、イタリア版、デザートタイプ、和菓子系……)やバリエーション(スポンジ系、メレンゲ系、タルト系、ムース系、カップ系、栗以外の素材……)をずっと見てきた今、好みを聞かれたら「“和栗のクリーム+無糖のシャンティイ(※)+メレンゲ”に尽きる」と答えます。

シンプルなのが好き。素材の味がストレートに出ているのが好きです。そんな中で、王道じゃないかもしれないけれど、推したいのが「ジャン=ポール・エヴァン」の「モン フジ」です。


エヴァンさんはあまたいるパティシエの中でも別格の才能の持ち主。エヴァンさんが創り出す味覚の世界にはいつも魅了されています。これまで数多くの取材を経験してきましたが、エヴァンさんのクリエイティビティにはやっぱり感銘を受け続けています。(君島さん)

※シャンティイ→泡立てた生クリーム

富士山の名を冠した、緑色のモンブラン:【「ジャン=ポール・エヴァン」モン フジ】

君島さんが、緑色のクリームをまとったモンブラン「モン フジ」を知ったのは、エヴァン氏と一緒に訪れたプレスツアーでのことだったそう。

「ジャン=ポール・エヴァンと聞くとショコラのイメージが強いかもしれません。でも、エヴァンさんは、MOFというフランスでも最高難易度の職人資格を、ショコラティエとしてではなくパティシエとして取得している、超ハイクラスのパティシエです。

取材でしばしばお世話になっているエヴァンさんと、2013年、ドミニカ共和国のカカオ農園を訪ねるプレスツアーにご一緒しました。

食事のときやお茶の時間にいろんな話をお聞きする中で、強力におすすめされたのが、この「モン フジ」です。

エヴァンさんご自慢のピスタチオクリームで作る緑色のモンブランです。日本びいきのエヴァンさんはそのお菓子に『富士山』の名を付けたんですね」

この「モン フジ」、スイーツ好きなら既知のことだが、期間限定で展開する、かなりの“レアもの”。

「当時、『モンフジ』が日本で発売されていたのか、いなかったのかは定かでないのですが、エヴァンさんは『パリに来たら、モンフジを食べてね』と。でも、パリのお店でも週一しか販売されていないレアもの。タイミングが合わなくて、パリで食べることは叶わずにいたところ、ふと気付くと日本でも食べられるようになっていました。ありがとう、エヴァンさん! 期間限定であることには変わりませんが」

現在「モン フジ」は、日本でも期間限定で展開することがある。エヴァン氏の才能とクリエイティビティがぎゅっと凝縮された名品。次回発売の際は、狙いをさだめて手に入れ味わいたい。

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最終更新:4/20(土) 11:03
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