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倉敷で神秘的に咲く「黒い花」2種 チューリップとシンビジウム

4/20(土) 12:04配信

山陽新聞デジタル

 岡山県倉敷市内で珍しい黒い花が相次ぎ開花している。名探偵が誕生した横溝正史疎開宅(同市真備町岡田)のチューリップと、総合葬祭式場・エヴァホール倉敷(同市二日市)のシンビジウム。神秘的な花々が訪れた人を楽しませている。

 黒いチューリップが気品豊かに咲き誇るのは、探偵小説家横溝正史(1902~81年)の疎開宅前にある「さくら金田一畑」。名作の世界観にぴったりのミステリアスな雰囲気を醸し出している。

 地元の吉備信用金庫(総社市中央)と、有数のチューリップ産地をエリアに持つ砺波信用金庫(富山県南砺市)が、2017年に疎開宅管理組合に球根を贈呈。組合員らが愛情を込めて育て、昨年初めて開花した。

 「ブラックチャーム」という品種を計500個植栽。10日ごろから徐々に咲き始めた。21日には金田一耕助誕生イベントを控えており、浅野昭江組合長は「当日は一面に花開き、珍しいチューリップを楽しんでもらえるはず」と話している。

 問い合わせは同組合(086―698―8558)。月、木、金曜休み。

 黒いシンビジウムはエヴァホール倉敷の正面入り口脇で公開中。小さくかれんな花々がしだれ、妖艶な輝きを放っている。

 黒い花のシンビジウムは近年開発された園芸品種。世界的な花の芸術家ダニエル・オストさん=ベルギー=が2015年、倉敷市美観地区での作品展で用いた後、同ホールに贈った。希少種でストレスに弱く、草勢が衰えていたため、岡山市の専門店「梶坂洋ラン園」の協力を得て“治療”。じっくりと丹精したかいあって、昨年から再び花を咲かせるようになった。

 花は今月いっぱいは楽しめそう。井上峰一・同ホール社長は「オストさんが思いを込めた花。倉敷市との絆の証しでもあるので、ぜひ見てほしい」と話す。

 問い合わせは同ホール(086―429―1000)。

最終更新:4/20(土) 12:04
山陽新聞デジタル

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