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人工子宮の技術がどんどん進化してる

4/20(土) 12:40配信

ギズモード・ジャパン

超早産児を救うために。

オーストラリアと日本の研究グループは、いつかたくさんの赤ん坊の命を救うかもしれないブレイクスルーを2017年に発表しました。彼らは人工子宮に入れたヒツジの早産児の命と健康を維持して、深刻な合併症なしの「出産」に成功。そしてそのチームが先月末に、今度は超早産児のヒツジの生命を保てるようになったとして、技術の躍進を発表したのです。

【画像】人工子宮の技術がどんどん進化してる

母胎に代わって早産状態のヒツジを育てるバッグ

この人工子宮はex-vivo uterine environment (生体外子宮環境、EVE) セラピーと呼ばれるもの。枕カバーほどの大きさの、透明な袋です。

胎児はEVEに入れられると、定期的に濾過され交換される殺菌済みの人工羊水に包まれます。そして点滴によって、アミノ酸のような不可欠な栄養素と抗生物質といった投薬を定期的に注入。この子宮は、二酸化炭素を排出して新鮮な空気を送りこむ肺の役割も果たしています。

ヒツジの胎児は成長スピードが早いという違いはあれど、子宮内での発達がヒトと似ているということから、出生前のヒトを研究するモデルとして使われます。およそ38週間(9カ月)に及ぶヒトの在胎期間と比べ、健康的なヒツジの新生児は通常21週間(5カ月)ほど、あるいは21週間に満たない期間で産まれまるとか。

現代医療の限界を超えるチャレンジ

同チームによるEVEを使った以前の実験を含め、人工子宮の研究はこれまで妊娠15週間~16週間ほどのヒツジの胎児を使っていました。大まかに言えば、これはヒトの赤ん坊でいう後期早産児(妊娠34週~37週未満の出産。通常より4週間~6週間ほど妊娠期間が短い状態)に相当します。

こういった胎児は産まれたら間違いなく特別な治療が必要になりますが、現代の医療技術なら生存率はおよそ90%。その一方、生育の境目だと考えられている22~24週の間に生まれた赤ん坊の生命の維持という点では力不足です。

しかし、人工子宮では正常な発育との大きな差を埋められるので、もし人工子宮が実用化されることがあれば、こういった赤ん坊たちこそがその恩恵を受けることになります。

同チームは先月、この新たな研究をThe American Journal of Obstetrics & Gynecology (AJOG)で発表。新たな一歩を踏み出した、初めて研究成果だと語っています。

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最終更新:4/20(土) 12:40
ギズモード・ジャパン

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