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社説[10連休を前に]情報収集し対策万全に

4/20(土) 9:15配信

沖縄タイムス

 27日から10日間の連休が始まる。旅行や帰省でわくわくしている人もいるだろう。一方暦通りに休みを取れない人も少なくない。

 自分の住む地域の医療や金融機関、保育施設などがどうなっているのか。暮らしへの影響を最小限にとどめるためにも事前の情報収集を徹底し、備えたい。

 特に医療提供体制は生命に関わるだけに不可欠な情報だ。県によると、北部、中部、浦添市、那覇市、南部、宮古、八重山など7地区で計20の病院が24時間態勢で救急診療に当たる。

 県医療政策課のホームページ(HP)には693医療機関と476薬局の対応が掲載されている。自分の住む地域の医療機関や薬局などに目を通してほしい。

 インターネットになじみが薄い高齢者には医療や介護に関わる人たちを通してより丁寧に対応する必要がある。

 糖尿病や高血圧など持病のある人は、連休前に薬を多めに処方してもらうことを忘れてはならない。

 金融機関は3行が窓口業務を休業する。現金自動預払機(ATM)は琉球銀行、沖縄銀行が土日祝日並みに稼働する。沖縄海邦銀行は5月3~5日はシステム移行作業があるため、休止する。

 例年の長期休暇に比べて現金残高を増やして対応するが、注意しなければならないのは現金が足りなくなったときにはATMを停止する場合があることだ。

 連休中に資金や現金がどの程度要るのかどうか、あらかじめ見極め、連休前に準備しておいた方が得策だ。

 ■ ■

 働く保護者のために今月5日時点で県内8市1町が公立保育所・こども園を臨時開所するなどして一時的な受け入れを決めていることが本紙の調べでわかっている。

 対応を検討している自治体も目立ち、早めに確認してほしい。自治体の役割を考えれば、公立保育所などは開所すべきではないか。

 ホテルや飲食店など観光関連産業ではむしろ連休中こそかき入れ時である。

 沖縄には通常の外国人客に加え、国内各地から観光客が訪れることが予想される。それに伴い、観光関連産業に従事する人は連休中に働く人が多くなる。

 残業時間に上限が設けられ、違反すれば罰則が付く働き方改革関連法が4月から施行された。連休中に働いた人には、別の時期に同じ程度の連休が取れるよう経営者には配慮してもらいたい。

 ■ ■

 5月1日に天皇が代わり、元号も平成から令和に変わる。10連休は、国会で1日を祝日にすることを決めたためである。1948年の祝日法施行以来、最長という。

 今年限りの措置とはいえ、小・中学生にとっては新学期が始まったばかりで、ようやく慣れてきたころに長期休暇に入る。しかも、夏休みの4分の1に相当する長さである。生活リズムを崩さないでほしい。

 家族と県内外の行楽地に出掛ける子どもも多い。安全には十分気を付けて連休を楽しんでほしい。

最終更新:4/20(土) 9:15
沖縄タイムス

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