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テレビCMも“復活” バンテリンとタイガー・ウッズの物語

4/21(日) 11:40配信

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)

興和株式会社(本社:愛知県名古屋市)が、外用鎮痛消炎薬「バンテリンコーワ」シリーズのイメージキャラクターとしてタイガー・ウッズとの契約を発表したのは2011年7月のこと。当時は、ウッズがケガとスキャンダルからの復活を目指してもがいていた時期だった。

タイガー・ウッズ 歓喜の瞬間

「あれだけの世界的有名選手ですから、個人的なトラブルがあったのかもしれませんが応援したい。社内でも、社長を含めゴルフ好きの人間が多かったのも幸いしたのかもしれません」と、同社の宣伝担当者は明かす。あれから約8年。ウッズのキャリアは多くの谷を経て、今年のオーガスタで11年ぶりにメジャーの頂点へと到達したが、その間もずっと、同社はウッズとの契約を続けてきた。

今年1月からはテレビCMも再開している。「身体の問題をクリアできて、調子も上がってきた。そろそろCMに出ていただいても良いのでは?」という話が社内で出たのは、ウッズが昨年9月の「ツアー選手権」で5年ぶりに優勝する直前のことだったという。「社長の三輪(芳弘)もそういう予感があったのかもしれません」という中で、「マスターズ」でのメジャー通算15勝目は訪れた。

ウッズの歴史的な復活劇と、同社が販売する「バンテリン」の“痛みに打ち克つ”というイメージは、見事なほど合致する。「今後、新たなCM撮影をするかもしれませんが、一般論で言えば、撮影するとなったら我々が(米国に)出向くことになるでしょう。質の良いCMを作らないと失礼ですし、そのためには最低半日はいただきたいですから」

10月には日本初開催となる米国PGAツアー「ZOZOチャンピオンシップ」で来日する可能性もあるが、同社としてはイベントなどの実施予定はないという。「もしかしたら弊社本社を訪問するかもしれませんが、先方の都合もあるので」と、あくまでも受け身の構えだ。

「我々からオシマイにすることはございません」と、今後も契約継続を望んでいるが、復活優勝を果たしたウッズの市場価値は、急上昇を始めている。思い出すのは契約当時の雰囲気だ。「それまでは世界中からオファーがきて、いろんな会社がサポートしていた。そうしたら(スキャンダルで)潮が引くようにサーッといなくなって、弊社も含めて数社が残った。ああいう生真面目な性格のプレーヤーなので、恩義を感じてもらっているのかもしれませんね」。苦境をともに乗り越えた、バンテリンとタイガー・ウッズの物語だ。(熊本県菊陽町/今岡涼太)

今岡涼太

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