ここから本文です

【巨人】初回の攻防に勝負のアヤ…守備位置の絶妙ベンチワークで主導権渡さず

4/21(日) 7:03配信

スポーツ報知

◆阪神0―2巨人(20日・甲子園)

 絶妙なベンチワークで、主導権を渡さなかった。「うまい具合に、守備隊形というか、こちらの指示通りの打球がいってくれた。よく守った」。原監督が振り返ったように、立ち上がりの危機を、選手とベンチが一体となって切り抜けた。

 初回、先頭・近本のたたき付けた遊撃内野安打に、二塁ベースカバー不在とヤングマンの悪送球も絡み、いきなり無死三塁の危機を背負った。「1点は覚悟という状況ではあった」と原監督は言うが、臨機応変な判断で対応していった。

 糸原を迎え、ベンチの選択は内野は全員、前進守備。注文通り、正面の一ゴロで三塁走者をくぎ付けにしたまま1死を奪った。

 続く糸井。ベンチは当初、三塁、遊撃は前進させ、一塁、二塁は定位置を守らせていた。強打者ゆえ、引っ張った痛烈な打球に備えての配置だが、2ボール2ストライクと追い込むと、原監督が動く。二塁手の山本、一塁手の岡本も前進させたのだった。

 原監督は「勝負に値する(状況)ということ。打ち取った当たりに対してはホームで殺せる環境にしておく」と説明。強振しにくくなったカウントで、相手から「何とか転がせば1点」の選択肢を消した。元木内野守備兼打撃コーチも「追い込んだから、当てにこられるのが嫌だった」と意図を明かした。

 ヤングマンもベンチの指示に応え、低めのカーブを引っかけさせてボテボテの二ゴロに仕留めた。前進してなければ三塁走者は生還していただろう。

 仮に糸井の打球が二塁後方への飛球ならば、定位置だったら…ということにもなる。表裏一体だが、ベンチの攻めの姿勢が、失点を防いだ。初回の攻防に、勝負のアヤを見た。(西村 茂展)

最終更新:4/22(月) 6:35
スポーツ報知

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事