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ランドローバー期待のドル箱、新型イヴォークはガソリンモデルが600万円~

4/21(日) 9:32配信

carview!

累計80万台と売れまくった初代イヴォーク

今日のSUVブームで最も利益を上げているのはオフロードモデルの老舗ランドローバーだろう。1947年に第二次世界大戦で各地に置き去りにされていたジープをベースに多目的車ランドローバーを完成させた同社は現在、タタの傘下で、乗用車はジャガーに任せ、もっぱらSUVに専念しているのだ。さらに英国御用達のライセンスはベントレーやアストンマーティンと並んでプレミアム扱いされ、世界各国のセレブに愛されている。

>>イヴォーク フォト集<<

伝統のオフローダー「ディフェンダー」は一昨年リタイアしたが、「フリーランダー2」「ディスカバリー」に続いて、新しくラインアップされた「イヴォーク」が売れている。思い返すと2008年1月に開催されたデトロイトショーに登場したプロトタイプ「LRXコンセプト」に対しての反応はマチマチであった。大方の予想は“ニッチモデル”で、予想販売台数はせいぜい年間4万台程度と、チーフデザイナーのゲリー・マクガバンは大いに落胆していた。

ところが蓋を開けてみると、最初の半年で8万台を超える注文が届いたのだ。あのヴィクトリア・ベッカムがデザインの一部を担当したという触れ込みが効いたのかどうかはわからないが、当時総生産台数がようやく20万台に到達したランドローバーとしては大ヒット。クーペやコンバーチブルまでバリエーションを増やし、7年間で80万台近く(その内4万1000台がドイツ)を販売したのだ。まあ、モデルの多様化はプレミアムの証だが、3ドアクーペはやり過ぎで、間も無くカタログから落とされた。

ローバー本社の広報部は各国のカーオブザイヤー、さらに国際特派員の存在をきちんと把握して、私のような宙ぶらりんなモータリング・ライターにも試乗会の招待が送られてくる。今回はギリシャ・アテネ郊外の試乗会である。

2.0Lターボに48VマイルドHVを採用

フルモデル・チェンジとはいえ、デザインはほぼ踏襲されている。当日、プレゼンテーションを行ったチーフデザイナーのマクガバンの鼻息は相当なもので、「私のデザインを、みんな今頃分かったのか!」「伝統、リーダーシップ、そしてプロポーションがこのイヴォークである!」と息巻いていた。聞けば彼は現在「教授」という肩書きを持っている。とても偉いデザイナーなのだ。

そしてニューイヴォークとご対面する。シルエットがほとんど同じなので一見すると初代とあまり変わらないが、特徴的な切れ長ヘッドライトの下にLEDのデイドライビングライトが加わり、バンパー左右のエアインテークが拡大されている。また後ろに回るとリアコンビネーションライトもヘッドライトに合わせて横長に細く広がっている。リアフィニッシャーも旧型の無骨なものから、ボディカラーに合わせたスタイリッシュなデザインが与えられている。

つまりどこから見てもイヴォーク独自のデザインオーラが漂っている。サイズは全長4.37×全幅1.9×全高1.65m、ホイールベース2.68mである。空車重量は1.8トン、トランク容量は591~1383リッターだ。

搭載されているエンジンはフォード製の2.0L 4気筒ガソリンターボで、最高出力249ps、最大トルク365Nmを発生、ZF製の9速オートマチックとの組み合わせで、0-100km/hが7.5秒、最高速度が230km/hと十分な性能を発揮する。

燃費で6%、二酸化炭素排出量を8g/km削減するベルト駆動式の48Vマイルドハイブリッドが標準装備されるのも注目で、17km/hでエンジンが停止し、アイドルストップからの再スタートは非常にスムーズであった。

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最終更新:4/21(日) 9:32
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