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ブーム目前? 900年の古刹、境内で「ドローンレース」開催

4/21(日) 11:00配信

マグミクス

まるで空を飛んでいるよう?「FPVドローンレース」

 最大時速100kmを超える速さで空を舞うドローン。その操作性や速さを競うのが「ドローンレース」です。近年国内でも全国各地で大会が開催され、少しずつ競技人口を広げています。そのドローンレースを境内で開催し、世界初の“ドローン寺“となった釈迦院(広島県府中市)の藤井昭光住職にお話を聞きました。

【画像】本堂を飛び回るドローン! 選手たちのアツい駆け引き(12枚)

 ドローンレースのなかでもブームになりつつあるのが、「FPVドローンレース」と呼ばれる競技。レースで使用するドローンは、25gと超軽量の「マイクロドローン」という種類で、ラジコンヘリのように目視で操作するのではなく、「FPVゴーグル」という専用のヘッドマウントディスプレイを頭部に装着し操作するのが特徴です。

 ディスプレイには、ドローンから見える映像がリアルタイムで映し出され、さながら自分自身が空を飛んでいるような感覚を味わうことができます。「この迫力と興奮は、一度知ったらやめられない」という声も。

宮殿や仏具もコースに。ドローンで町おこしを狙う

 釈迦院は900年の歴史を誇る寺院です。2019年1月に同寺で「FPVマイクロドローンレース|JDRA TINYWHOOP JAPAN CUP No.17 in 広島府中」が開催、4月にも「花見レース」と題し、境内の施設を使ったレースを開催しています。

 1月の大会では、レースのほかにドローン体験会、マイクロドローンによる空撮コンテストも開かれ、まだドローンに触れたことのない親子連れや、小中学生が多く来場しました。体験会を含めた参加者の総数は300人ほど、レースにエントリーしたのは住職も含め18名でした。

 本堂にドローンが通過するチェックポイントや、コースを彩るLEDライトを設置。普段はお勤めで使用する宮殿や磬子(けいす)でさえも、コースの一部となっています。レーススタート前には、本尊の前にドローンを並べ、安全祈願を行いました。

 藤井住職は、2年ほど前にドローンレースの存在を動画で知り、現在では自らもドローンレースに参加して活動しています。「eスポーツのように普及していければ」と語る藤井住職は、ドローンレースを通して地域貢献を進めていきたい考えです。

 お寺が最新のアクティビティを取り入れる試みでは、長野県小布施町にある浄光寺がスラックライン(2点間に張った専用ラインの上で楽しむスポーツ)の施設を設置したことで、町おこしになった例があります。釈迦院が進めるドローンレースは、新たなホビーとしてのドローンと町おこしの双方を盛り上げていこうとしています。

マグミクス編集部

最終更新:4/21(日) 11:00
マグミクス

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