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ベストな「雇用関係」ってなんだろう? 多様化する働き方、転職エージェントと考える

4/21(日) 7:00配信

アーバン ライフ メトロ

転職活動をオープンなものにしたい

「Tonashiba」では、転職活動自体をもっとオープンにできないだろうかとも、考えているといいます。たしかに、活動の際に「私用があるので早引きします」とどうにか会社を抜け、コインロッカーに入れておいたリクルートスーツに駅のトイレで着替え、面接に向かう……というように、コソコソせざるを得ない人も多いことでしょう。

 加えて、転職先が決定した後にも、「ちょっと待ってくれ」と引き止めにあったり、周囲の人たちが「引き継ぎどうしよう」とバタバタしたり。

「それって誰もハッピーじゃないですよね。そのプロセスの全部が、オープンでいいんじゃないかと思っています」(武井さん)

 ですが、前例のないことを寛容に受け入れる会社や、人材を外に出しても良いと考える会社は多くはないのが現状。

「(社員を)囲い込みたい会社は多いです。そこを説得するのは難しいので、まずは、トライアルという形で、週に1日とか2日で業務委託契約してみることをあっせんしています。『社外留学』のようなことを行ったり、複数社の新卒や入社1年目の社員を集め、会社の垣根を越えた『同期』をつくるなどの活動もしています」(武井さん)

体験してみて、何かを感じ取ることができれば

 そんな「TonashibaAgent(トナシバエージェント)」は申し込みを行った場合、まずは1対1で面談。その人が何ができる人なのか、どんなことをしたいのか、じっくり話をしたうえで、マッチしそうな場所を探すといいます。「カジュアルに話をするところから始めましょう」とのこと。

 お試しで就業してみた結果、本格的に転職するのもよし、合わなくて戻るのも、「あー俺、まだまだだ」と思うのも、体験することでしか知り得ない気づきに触れることが、企業にとっても、個人にとっても本質的な価値になると考えているそうです。

 青く見える、隣の芝生を眺め続けるのではなく、自らの足で踏みしめ、至近距離で確かめる時代が到来しているのかもしれません。

ULM編集部

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最終更新:4/21(日) 8:46
アーバン ライフ メトロ

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