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池袋暴走事故、大谷昭宏氏「お年寄りに優しすぎる。パスを受け取り、車も乗りますは独善的だ」

4/21(日) 16:27配信

AbemaTIMES

 その一方、地域ごとの交通事情、さらに車の必要性には理解を示した田中氏は「ヨーロッパにおいてはマニュアル車が9割だが、日本とアメリカはオートマ車が9割。マニュアル車の場合は気が動転したらエンストして車が停車するので、ある程度の年齢に達した高齢者はマニュアル車限定にするなどしなければ、同じ悲劇は繰り返される」と話し、この問題の対応策についても言及した。

 するとジャーナリストの大谷昭宏氏(73)は、社会と高齢者という観点から次のように続けた。

「みなさんちょっとお年寄りに優しすぎると思うんですよ。失礼な言い方になりますが、87歳ということで大変な共済年金(国家公務員や地方公務員が加入する公的年金)をもらっていると思うので生活に困るわけじゃない。『だけど私は運転したい』ということだが、東京には地下鉄もあればバスもある。24時間タクシーだって動いているのだから、都会に住んでいる高齢者は運転免許証を返上してください。あちこちの都市ではお年寄りに公共交通機関で使用できるパスを渡している。それは受け取ります、でも車に乗りたい人は周囲にいくら言われても乗ります。それではあまりにも独善的すぎる。お互いに遠慮するという流れを社会の中で作っていかなければいけない」

 その一方で大谷氏は、公共交通機関が都市部より整備されていない地方に関しては「24時間動いているタクシーは限られているので、病院に行く場合は、視力などの低下を考慮して昼間だけで高速使用を禁止する限定免許のようなものを渡す必要はあるだろう」と現実的かつ具体的な提案も忘れなかった。

 2006年から2016年に75歳以上の高齢ドライバーが関係した死亡事故の推移は、年間400件から500件の間を推移しているが、全体に占める割合でみると、2006年には8%ほどだった割合は右肩上がりで増え続けており、2016年にはおよそ15%に迫る勢いだ。2018年に限っては、死亡事故を起こした75歳以上のドライバーは前年比で42人増えて460人。その原因についてはブレーキとアクセルの踏み間違いが最も多く、操作の不適が約30%に及んでいる。

 最後に大谷氏は「かつて日本には1万件以上の交通死亡事故があり交通戦争という名前までついていた。しかし警察や自治体が必死に努力をして、3000件を切るところまで減少した。にもかかわらず、400件から500件もお年寄りが事故を起こしている。何のために努力をしているのか」と苦言を呈すと、「高齢者でも自ら返納しようという人は事故を起こさない。返納しない人が事故を起こす」と千原ジュニア。すると大谷氏は「(返納)しました」と笑顔で応じていた。(AbemaTV『Abema的ニュースショーより』)

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最終更新:4/21(日) 18:33
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