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雪解け水、ごう音とともに 錦秋湖スプリング放流【岩手】

4/21(日) 9:35配信

岩手日日新聞社

迫力の光景、観光客ら満喫

 西和賀町杉名畑の湯田ダムで20日、放流イベント「錦秋湖スプリング放流2019」が始まった。大勢の観光客やダム愛好者が青空の下、雪解け水がしぶきを上げて勢いよく流れ落ちる迫力満点の光景を楽しんだ。21日まで。

 非常用のクレストゲートの点検を兼ねた融雪期の水位調整として実施。今年も北上川ダム統合管理事務所や町観光協会、東北自然エネルギーなどが共催して企画した。

 午前10時すぎ、六つあるゲートのうち両端から真ん中に向かって順に2ゲートずつ開きだすと、雪解けでたまったダムの水がごう音とともに次々に放水。最大で毎秒48トンが放流された。

 新たな試みとして地元旅館と提携した放流見学では、宿泊者約20人が特別見学エリアで放流が始まる迫力の瞬間を間近で体感。宿泊者限定の同エリアは約50メートルの高さから放流の様子を仰ぐように眺めることができ、愛好者や家族連れらが大迫力の光景を夢中になって撮影していた。

 特別見学エリアでの放流を楽しんだ盛岡市の30代男性は「上から眺めるのに比べて下から見る光景は迫力が全然違ってすごい。前泊した宿では山菜料理やそばがおいしかった」と町内の観光を満喫した様子だった。

 イベントではダム堤体内見学も人気で、事前予約で満員となった約200人が参加。夜にはダムのライトアップも行われた。

 最終日は午前10時~午後3時。来場者にはダムカードを配布する。期間中に道の駅錦秋湖や湯夢プラザなど町内の8観光施設でカードを提示すると割引特典やお得なサービスが受けられる。

 同事務所湯田ダム管理支所の山内純一支所長は「ダムは防災上、大切な役割を果たすだけでなく非日常の感動を味わえる場所。イベントを通じ、もっと身近に感じてもらえたら」と話していた。

最終更新:4/21(日) 9:35
岩手日日新聞社

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