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ボールの曲げ方、最新理論は知ってる? スライス・フックが起こるメカニズムをざっくり解説

4/21(日) 18:30配信

みんなのゴルフダイジェスト

技術が進歩し、飛んで曲がらないクラブが登場しても、未だスライス・フックに悩むアマチュアは少なくない。そもそもボールはなぜ曲がるのか、スライス・フックが起こるメカニズムを、ティーチングプロ・鈴木真一に聞いてみた。

重要なのはフェースの向きとクラブ軌道

技術が進歩し「飛んで曲がらない」という謳い文句のクラブは珍しくなくなった。一方で、まだまだスライス・フックに悩むアマチュアは多い。

クラブと同様に、スウィング理論も技術の発展に伴って一昔前とは事情が変わっていたりする。「ボールの曲げ方も、昔と今とでは教え方が全然違います」というのはティーチングプロ・鈴木。

「昔の理論ではクラブ軌道=打ち出し方向、回転方向=フェースの向きで決まると言われていました。たとえば左に出て正面に戻るスライスを打とうと思ったら、体を左に向けてクラブ軌道をズラし、クラブフェースはターゲット(正面)に向けたまま振る、といった具合です。実際に僕はそういう風に習いました」(鈴木、以下同)

要はフェースはターゲットを向いたまま、クラブ軌道だけ左にズラせば左に出て戻ってくるスライスが打てると言われていた。しかし、最新理論ではこれが間違いであることが判明している。

「まず、計測器の発達によって打ち出し方向はクラブ軌道ではなく、フェースの向きに大きく影響されるということがわかってきました。旧理論に則って、左に出て正面に戻るスライスを打とうとすると、ターゲット方向に打ち出されてどんどん右に曲がっていく、ターゲットから遠ざかるボールになってしまうんです」

さらに、なぜボールが曲がるのか、そのメカニズムについてもより詳しく解明されてきた。

「ボールが曲がるのはフェースの向きとクラブ軌道がズレることで『ボールの回転軸』が傾くから。飛行機をイメージしてもらうとわかりやすいですが、機体が右に傾けば右に旋回しますし、逆も然りですよね。ボールにも飛行機と同じことが起こっていて、フェースの向きがクラブ軌道よりも右に傾けばボールの回転軸も右に傾いてスライスに、左に傾けばフックになります。つまり左に出て正面に戻るスライスを打つには、フェースが左に向くように被せ気味に構え、フェースの向きよりもさらに強いカット軌道で打てばいいんです」

ただし、注意点が一つ。

「ボールを曲げるときでも、スウィング中にフェースの開閉は起こっています。フェース面を固定したまま振ろうとすると違った結果になる可能性があるので気をつけてくださいね。あと、『旧理論のような打ち方で上手く曲げられてるよ』という方はそのままで全然良いです。ボールの曲げ方を旧理論で教わったプロたちがちゃんとスライス・フックをコントロールできていたのは、感覚的な部分で修正できていたから。上手くいっているなら変える必要はありませんよ」

ボールを狙った通りに曲げられれば大きな武器になる。練習の際はフェースの向きとクラブ軌道に注意してみてはいかがだろうか。

協力/トータルゴルフフィットネス

みんなのゴルフダイジェスト編集部

最終更新:4/21(日) 18:30
みんなのゴルフダイジェスト

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