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観光客熱狂の新名物が続々 温泉地が大変貌

4/21(日) 18:01配信

テレ東プラス

東京から新幹線で1時間の軽井沢。そこからさらに車で1時間半、山奥の小さな町に、驚くほど多くの観光客が訪れている。客を興奮させるのは、ものすごい熱気の湯気。町の中心に鎮座する、高温の湯を冷ますために作られた湯畑だ。

天下の名湯、群馬県の草津温泉。1000年以上の歴史があると言われ、鎌倉時代に源頼朝が入浴したという記録も残っている。

不便な地にある草津が人を集めてきた最大の理由は、日本でも珍しい強烈な泉質にある。「浴槽などお湯にあたる部分は全て木の組み合わせで、釘は使わないでやっています。湯が流れるところは、釘を使うとすぐ溶けてしまうので」(千代の湯湯長・井田剛文さん)

10日もあれば、釘を跡形もなく溶かしてしまうという強い酸性。今も江戸時代から続く、草津独自の入浴法が行なわれている。体質改善が目的の「時間湯」(560円)だ。高温のお湯に腹式呼吸を行いながら漬かり、3分間、我慢する。

大行列をつくっていたのは、湯畑に面した「熱乃湯」という施設。登場したのは鍛え抜かれたイケメンたちだ。大興奮の女性たちの目の前で始まったのが、草津の新名物、男だらけの湯もみショー「ゆもみくんショー」(大人600円、不定期開催)。これまで女性が行ってきた草津名物の湯もみだが、町に新たな客を呼ぶ秘策として、地元でJリーガーを目指すザスパ草津の若手選手を起用することで女性客を一気に増やした。

女性向けだけではない。今度は「草津温泉らくご」(大人1000円)が始まった。

一方、口コミで人気を呼んでいるのは「湯畑草菴」。草津が誇る強い酸性の温泉を、スイーツを味わいながら堪能できる足湯カフェだ。味わうのは、できたての温泉卵をのせた温玉パフェ「温玉はちみつソフト」(626円)。まろやかでミルクセーキのような味わいだとか。

さらに夕暮れ時になると始まる人気のイベントも。広々とした「西の河原露天風呂」が混浴に(大人600円、毎週金曜日開催)。せっかくの草津の湯を、カップルやグループに楽しんでもらえるよう、週に一度、町営の温泉で始めたのだ。

極め付きは夜の草津の大変貌。客を魅了するのは、湯畑が一変する幻想的なライトアップ。ゆらめく湯気に光を当てるという斬新な演出は、有名な照明デザイナー・面出薫氏が手がけた。夜の楽しみができたことで、宿泊客も急増しているという。

そんな常識を破るさまざまな取り組みで、減り続けていた草津の観光客数はV字回復。ついに過去最高の320万人を突破した。

この大逆転劇の仕掛け人が草津町の町長・黒岩信忠(71)だ。

この日、黒岩が視察にやってきたのは、「草津温泉スキー場」。夏場でも集客できるよう新たな目玉を建設しているという。それがワイヤーにぶら下がって滑空するアトラクション。なんと浴衣でそのまま乗れるという。黒岩は、高低差100メートル以上というこの斜面で何かできないかと考えた。「温泉街に飛び込むようなイメージで、バンジージャンプ的な雰囲気になると思います」と言う。

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最終更新:4/21(日) 18:01
テレ東プラス

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