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日本は加熱式タバコ、世界は電子タバコ? 最大級の展示会「eCig Expo」を見てきた

4/22(月) 21:18配信

マイナビニュース

日本発ブランドで人気のjouz

中国・深センで世界最大規模の電子タバコ関連展示会「2019 IECIE Shenzhen eCig Expo」が開催されました。Vapeをはじめとした電子タバコは、世界中で人気にはなっていますが、日本国内では普及にはほど遠い状況です。代わりに、日本では加熱式タバコが世界に先駆けて普及しています。そんな世界の電子タバコ事情が垣間見えるeCig Expoを取材してきました。

【写真】指先ほどのカートリッジにUSB Type-C端子を備え、それをスマートフォンのUSB Type-C端子に接続すればVapeに早変わり

日本国内での加熱式タバコは、フィリップモリスのiQOS(アイコス)、ブリティッシュ・アメリカン・タバコのglo(グロー)、JTのプルーム・テックが主力です。新しいジャンルの製品ですが、利用者が拡大しています。

この加熱式タバコで最大シェアのiQOSは、たばこ葉を詰めたスティック(ヒートスティック)をiQOS本体に挿して、スティックを加熱することでニコチンを含んだ蒸気を発生させる仕組みです。この仕組みを再現して、ヒートスティックを加熱できるiQOS互換機というものが登場しています。

その代表の一つがjouzでしょう。日本発のブランドとしてiQOS本体より手ごろな価格ながら、iQOSにはない機能を搭載して、さらにバッテリーの安全性の向上や吸い心地の研究によって、iQOS互換機として高いレベルを実現しています。


そんなjouzは、eCig Expo会場内でも大きなブースを構え、来場者の注目を集めていました。jouzは、加熱式タバコだけでなく新たにVapeの「jouz S」も2019年夏から発売予定で、こちらも出展していました。

jouz SはスティックタイプのVapeで、さまざまなフレーバーのリキッドが入ったカートリッジが用意されています。これを本体に挿入して吸い込めば蒸気が発生して、フレーバーを楽しめます。


日本では法規制の関係上、ニコチン入りのリキッドを販売することができないため、日本で発売する場合はフレーバーのみの蒸気が発生します。逆にいえば、タバコを吸っているように見えても「香り付きの蒸気を吸って吐いている」だけです。

jouzがこのVapeを販売するのは、「新しい習慣として広げたい」という思いがあるからだといいます。タバコ人口は減少していますが、喫煙自体は嗜好品として長い歴史があります。味わいや香りを楽しむ葉巻のように、嗜好品としての習慣となることを目指したのがjouz Sだといいます。

そのため、5種類のフレーバーを用意し、香りと味わいを楽しむ製品としてアピールしています。海外では、これにニコチンを加えたVapeとして提供もされますが、日本ではあくまで「嗜好品」として販売していく考えです。

jouzのブースでは、簡単に扱えるVapeとして来場者の注目を集めていたようです。シンプルですがスタイリッシュなデザインで、持ち歩きも吸いやすさも考慮した軽量サイズなので、気軽に使えるのが特徴です。

ほかにも、中国市場でより安価な「jouz C」や、一回吸いきりの「jouz A」も今後発売予定とのこと。カラフルなボディを採用してファッション性にも配慮しているようです。

中国では、加熱式タバコが政府によって許可されていないため、まだ販売されていません。国営のタバコ会社が開発を進めているようで、今後解禁される可能性は高そうですが、現時点で加熱式タバコが流通していないのにもかかわらず、意外に加熱式のjouz製品をチェックする来場者も多かったのが印象的でした。

iQOSやjouzのような高温で加熱する加熱式タバコは、Vapeよりもタバコ感があり、中国では日本でiQOSが人気なことから、日本旅行でiQOS製品を買って帰る中国人が多く見られます。そうしたことも手伝って、加熱式タバコにも一定の期待感があるようです。会場でVapeと加熱式タバコの双方を提供する数少ないメーカーとして、jouzは注目度が高かったのでしょう。

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最終更新:4/22(月) 21:18
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