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牧野フライス製作所がAGVにロボットアームを搭載した自動搬送システムを披露

4/22(月) 7:40配信

MONOist

 牧野フライス製作所は「INTERMOLD 2019(第30回金型加工技術展)/金型展2019」(会期:2019年4月17~20日、会場:東京ビッグサイト 青海展示場)で、自社開発のAGV(Automated Guided Vehicle:無人搬送車)にファナック製ロボットアームを搭載したモバイルロボット「iAssist」を用い、工具の搬送とワークの搬送の2系統を自動化するシステムのデモンストレーションを披露した。

ファクトリーオートメーションシステムの一環として開発。今後、自社工場で検証を進めていくという

 工具の搬送では、まずiAssistのロボットアームが工具棚から工具を取り出し、工具プリセッター(ZOLLER製)にセットして、測定を行う。そして、測定が完了した工具をマシニングセンターのATC(自動工具交換装置)マガジンにセットする。ワークの搬送については、ロボットアームがワーク棚から加工対象のワークを取り出し、マシニングセンターのテーブルにセットして加工を開始する。

 加工が完了したら、iAssistのロボットアームがマシニングセンターから使い終わった工具を取り出して工具棚に戻す。加工の終わったワークに関しては、3次元測定器(ミツトヨ製)に移して計測を行い、完了したらワーク棚に戻す。

 「人手不足が進む現場での作業(搬送)支援を目的に開発した。人手不足の問題を解消すると同時に、作業員が帰宅した夜間などにこうした自動化システムを活用することで、工作機械の稼働率向上にも役立てられる」(同社説明員)。

 マシニングセンターなどを手掛ける同社は付帯設備の一環として、ファクトリーオートメーションシステムの開発にも注力する。今回のiAssistによる自動化システムもその延長線上にある取り組みだとし、「レイアウトフリーで、1台で何役もこなせるような“多能工ロボット”の実現を目指した。世の中にAGVがいくつか存在するが、500kg可搬で、斜め走りに対応するなど、われわれの要求を満たすAGVがなかったため自社開発に踏み切った」(同社説明員)という。

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最終更新:4/22(月) 7:40
MONOist

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