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癖のある見た目に積むのはアメリカ製のパワフルエンジン

4/22(月) 17:10配信

octane.jp

ジェンセンC-V8は、往年のグラムロックバンド“スレイド”のギタリストだったデイブ・ヒルが愛用していたことで知られる。イギリスらしいエキセントリシティとアメリカンな大パワーとの融合は、まさにC-V8のイメージそのものだ。

1962年に発表されたC-V8は、出力305bhpを誇る361cu-inのクライスラー"ゴールデンコマンドー" V8エンジンを搭載していた(前身のジェンセン541では、"S"バージョンにクライスラーのヘミエンジンを搭載する予定だったが、供給の問題でオースティンの直列6気筒エンジンに落ち着いた)。ほかにも、3ATの"トルクフライト" で後輪を駆動し、ダンロップのサーボアシスト付きディスクブレーキを装備するなど、実に優れたパッケージだった。

ところが、世間の注目が集まったのは、136mph のトップスピードでも高級感溢れるインテリアでもなく、ジャガーMk.2やコルベットの2倍を超える破格の値段でもなかった。それよりも、"癖のある" フロントのデザインばかりが取り上げられたのである。

当初、ヘッドライトにはアクリル製のカバーを付ける予定だったが、カバーで光軸が乱れることを恐れて断念。その頃には、すでにグラスファイバー製のフェンダーを手直しできない段階まで開発が進んでいた。

幸い、話題がヘッドライトに集中することはもうなくなった。また、今ではカバーも比較的簡単に取り付けられる。写真の1963年型は、プリプロダクション仕様にするC-V8を探していた人にうってつけの1台だ。推定落札価格は6万~7万豪ドルで、コンディションはよいが磨けばさらに光る。また、1963年にロンドンに納車されて以来、再塗装を除けばオリジナルのままだ。

Octane Japan 編集部

最終更新:4/22(月) 17:10
octane.jp

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