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「自分は汚い」トイレットペーパーを引き出す音が家中に…”潔癖症”に悩む当事者たちの葛藤

4/22(月) 11:03配信

AbemaTIMES

 単なる“綺麗好き“と思われがちな「潔癖症」。人によって感じ方はまちまちだが、汚いものが目につき、その汚れに自分が汚染されたと思い込み、きれいにしなければという衝動に駆られてしまう。「ちょっと我慢すればいいだけじゃん」「過剰反応しすぎでしょ!」など、我慢すれば抑えられるもので、単なる本人のわがままとだ捉えている人も多いかもしれないが、当事者やその家族が厳しい生活を送っているケースも存在する。

 「外に出るために2時間シャワーして、帰ってきて、また2時間シャワーしてという感じで、それが面倒で外に出られなかった」。

 地面の汚れが気になり、それを避けて歩くうち、外出もままならなくなったと話すのが大阪在住の上田さん(29)だ。テレビの周りの埃が気になりだしたのを機に、部屋中の汚れを解消したいと思うようになったという。「洗濯しても汚れが落ちないような服は捨てちゃったり、売っちゃったりっていうのを繰り返してきた。“あれ?手が汚いんじゃないかな“というふうに思ってしまい、何度も洗い直すことを繰り返していた」。

 友人にも理解されにくく、一人で悩み、苦しんだ。「人生、楽しくないんじゃないかっていうふうに思い詰めてしまった」。

■トイレットペーパーを引き出す音が家中に…

 中学1年生の頃に症状が出始めた高校1年生のBさん。「自分のおしっことかうんちがすごく怖くて、拭いても汚い感じがして、いっぱい拭いてしまったり」。なぜそう思い始めたのかは自分でもわからず、ただ自らを汚いと思い込み、何時間もトイレに籠もった。

 母親は「拭く時の1回の量もおびただしく、引き出す音が家中に響き、その音でお兄ちゃんと私は半分ノイローゼになってしまうくらいだった。普通におしっこしただけなのに、トイレットペーパー1~2ロール使い切らないときれいになった気がしないようだ」と証言する。

 当初、母親はBさんの娘の症状を正しく把握することができず、潔癖症との診断を受けて初めて理解したという。「誰も笑わなくなったし、地獄を絵に描いたようだった。日々この子と一緒にどうやったら死ねるかなっていうのを考えた。つらいの一言だった」と振り返った。

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最終更新:4/22(月) 11:03
AbemaTIMES

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