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神戸の“バルサ化”に未来はあるのか。第二次吉田体制初陣で見えたもの

4/22(月) 12:01配信

GOAL

衝撃の監督交代からわずか3日で迎えた一戦。ヴィッセル神戸は20日、明治安田生命J1リーグ第8節の浦和レッズ戦に0-1で敗れ、リーグ戦3連敗を喫した。ボールを支配して相手を圧倒する“バルサ化”を掲げてきた神戸だが、新体制で見えたものとは。

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支配率75%で浦和を圧倒も、開幕戦以来の無得点

 まさに激動の一週間だった。ホームで屈辱的な逆転負けを喫した広島戦からわずか3日後の17日、神戸はファン・マヌエル・リージョ監督との契約解除を発表。“バルサ化”を掲げ、ポゼッションサッカーの開拓者であるリージョ監督の下、常にボールを動かして優位性を作るサッカーを推し進めてきた。しかし、わずか7カ月、道半ばで体制の終焉を迎えてしまった。

 奇しくもそのリージョ前監督と入れ替わる形で、指揮官の座を降りた吉田孝行監督が後任に据えられたことは大きな驚きだった。もとより初陣となる浦和戦で、指揮官がどんな指針を示すのかが注目されていた。

 結果から言えば、75%という圧倒的なボール支配率を記録しながらも、大崎玲央の痛恨ミスからPKを決められて0-1で敗戦。アンドレス・イニエスタとダビド・ビジャを欠いた影響も少なくないが、なによりボールを握っても効果的な攻撃を展開できない状況が浮き彫りになった。

 神戸はダブルボランチに山口蛍とセルジ・サンペールを起用。ルーカス・ポドルスキをトップ下に、1トップはウェリントン、サイドハーフには小川慶治朗と古橋亨梧のスピード溢れるアタッカーを配置する変更を加えた。

 しかし、その変更は奏功せず。前半の決定的なシーンといえば39分に小川がPA右に進入して放った一撃のみだった。敵将のオズワルド・オリヴェイラ監督が「前でプレスをかけることができなかった」と話すように、決して浦和の守備がハマっていたわけでもない。

 では、なぜ神戸は70%を超えるポゼッションを有しながらも、好機を作れなかったのか。西はその理由についてこう話す。

「前半はちょっと後ろに2人(山口とサンペール)が残っていたからルーカスも下がってきちゃう。それで人数が前にいなかった」

 また「結構セルジが動くから、かぶちゃったりするのはある」と山口が話すように、ダブルボランチの距離感が定まらず、位置的な優位性を確保できなかった。さらには、前線でこそ良さが生きるポドルスキが、落ちすぎてゲームメークに徹していたことも仇となった。

 いくらポゼッションで圧倒しても、危険なエリアでボールを持たなければゴールにはつながらない。

 選手同士の距離感は、吉田監督がハーフタイムに「パスのトライアングルを作って相手を崩してシュートまでいこう」と修正を加えたことで、少しばかりの改善はされた。事実、後半は決定機も増えた。それでも最後までゴールを奪うことはできなかった。

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最終更新:4/22(月) 12:01
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