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ファン一丸 思い届く グラウジーズCS進出

4/22(月) 0:07配信

北日本新聞

■大声援が勝利後押し

 チャンピオンシップ(CS)進出の願いよ届け-。21日に行われたバスケットボール男子Bリーグ1部(B1)富山グラウジーズのレギュラーシーズン最終戦。チーム初のCS進出に向け、勝利が欠かせない三遠ネオフェニックスとの一戦を見届けようと、会場の富山市総合体育館には今季最多の5382人が詰め掛け、大声援で富山の勝利を後押しした。試合後にCS進出が決まると、選手とともに喜びを爆発させた。

 午前11時の一般入場開始を前に入場口にはブースターが長い列を作り、入場後は瞬く間にスタンドを富山のチームカラーの赤に染めた。今季から応援するようになったという富山市西田地方小学校4年、澤谷大翔(ひろと)君(9)は「いつも以上にどんどん攻めて、CS進出を決めてほしい」と期待した。

 試合が始まると、ブースターは赤いペンライトを振ったり、ハリセンをたたいたりしながら声援を送った。その声に応え、富山が前半、優位に試合を進めて54-39で折り返した。応援歴10年以上だという富山市水橋地域の会社員、稲坂靖春さん(44)は「毎年のように最下位を争っていたチームがCS争いをしてくれるまでになってくれて感慨深い。最後まで気を抜かずに声援を送りたい」と気を引き締めた。

 後半は三遠に主導権を奪われそうな場面もあったが、選手が懸命のプレーでそれを許さず、最後は91-79で快勝。CS進出の可否は他会場の結果により決まることになった。富山の試合が終わっても大勢のブースターが会場前の広場に残り、スマートフォンなどで他会場の試合経過を固唾(かたず)をのんで見守った。富山市善名(大山)の保育士、林南さん(34)は「後はただ祈るのみ。お願いします…お願いします…」と繰り返し念じた。

 名古屋が勝ち、京都が負けたことで富山がCSへの切符をつかんだことが分かると、ブースターから歓声が沸き上がった。選手が広場に姿を見せ、永守徹球団社長がCS進出決定を正式に報告すると、ブースターのボルテージは最高潮に。広場はグラウジーズコールの大合唱に包まれた。選手も「富山のファンがリーグでベスト」など、観衆への感謝をマイクを通して次々に伝えた。

 CSでは、東地区を連覇した強豪、千葉ジェッツとアウェーで戦うことになる。立山町岩峅寺の会社員、石坂勝彦さん(56)は「とにかくがむしゃらに全力でプレーしてほしい」と願い、「勝ってこいよ!」とエールを送った。 (社会部・中島慎吾)

北日本新聞社

最終更新:4/22(月) 0:07
北日本新聞

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