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WEC:バトンがル・マンも欠場、後任はバンドーン。「トヨタ1強状態が決断を簡単にさせた」

4/22(月) 14:59配信

オートスポーツweb

 ロシア初のLMP1チームであるSMPレーシングからWEC世界耐久選手権に参戦しているジェンソン・バトンが6月15~16日に行われる2019年ル・マン24時間レースを欠場することが分かった。後任は元マクラーレン・ホンダF1のドライバーで現在はABBフォーミュラE選手権にフル参戦しているストフェル・バンドーンが務める。

【写真】バンドーンが乗り込むことになる11号車BRエンジニアリングBR1・AER

 2018年5月から2019年6月までの約13カ月、全8ラウンドで争われるWEC“スーパーシーズン”。そのグランドフィナーレとなる第87回ル・マン24時間でSMPレーシングは、欠場するバトンの代役としてバンドーンを起用する。

 スーパーシーズン第2戦として行われた2018年のル・マンからシリーズへの参戦を開始した元F1王者は、これまで第4戦富士を含む4ラウンドにロシアのLMP1プライベーターであるSMPレーシングから参戦してきたが、北米ラウンドの第6戦セブリング1000マイルは、昨年から並行して参戦しデビューイヤーにシリーズチャンピオンを獲得したスーパーGT GT500クラスのテストを優先するため欠場することに。

 また、5月2~4日にベルギーで開催される第7戦スパ・フランコルシャン6時間も、同じ週末にスーパーGT第2戦富士が行われることから出場をキャンセルすることがアナウンスされていた。しかし、バトンはシーズン最終戦のル・マンでは再びチームに戻り、自身2度目のル・マン参戦となるはずだった。だが、大会約2カ月前となったタイミングで3戦連続となる欠場が明らかにされた。

「2019年のWEC/ル・マンの出場を取り消すことにしたんだ」と語ったバトンは、その理由を次のように述べている。

「僕はSMPレーシングでのドライビングを本当に楽しんでいたし、このチームで表彰台に上がることができたこともとてもうれしかった。でも、僕のフィアンセが妊娠している今、ル・マンで2週間を過ごすよりも自宅で一緒にいる時間を増やす必要があると思ったんだ」

「(LMP1クラスでは)現在、トヨタが無敵の状態だと感じている。だから決断はより簡単になったよ」

 そんなバトンの代役は今季、HWAレースラボからフォーミュラEにデビューしたバンドーンが担当することに。

 マクラーレン・ホンダF1で2016年から2シーズンを過ごしたベルギー人は母国スパで、代打出場を予定していたブレンドン・ハートレーから元F1王者の後任ドライバーの任を引き継ぎ、耐久レースデビューを飾る予定だ。

■バンドーン「GP2を戦ったメンバーとまた一緒に仕事ができる」

「SMPレーシングのプロジェクトに参加し、僕のホームレースとなるスパ6時間で11号車BRエンジニアリングBR1・AERをドライブできることをとてもうれしく思うよ。もちろん伝統的なレースであるル・マン24時間もね」

「LMP1カーのドライブは本当に過酷で、そのパフォーマンスはF1にとても近いと考えている」

「このチームは僕がGP2で成功を収めた時にARTグランプリで一緒に働いていた人たちがたくさん居るんだ。だから、彼らとまた一緒に戦える機会をもらったことになるね。また、ビタリー・ペトロフやミカエル・アレシンのような経験豊富なドライバーとマシンをシェアできることも素晴らしく思うよ」

「僕の目標はすべてのドライバーと協力しながらBR1を開発し、(ドライバーがクルマに)良い印象を覚えるようにすること。そして、チームのパフォーマンスに貢献することだ」

 バンドーンのスポーツカーレースデビュー戦となるWEC第7戦スパ・フランコルシャンは5月2~4日に行われる。

[オートスポーツweb ]

最終更新:4/27(土) 22:38
オートスポーツweb

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