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メルセデス、レーシングポイントとの関係強化は「フェラーリ&ハースとはまるで違う」

4/23(火) 8:42配信

motorsport.com 日本版

 メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、レーシングポイントとの関係性はフェラーリ&ハースのモデルとは非常に異なっていると語る。そしてその将来は、2021年からのF1レギュレーション次第だと主張する。

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 レーシングポイントは、フォースインディアの名称で参戦していた2009年以降、メルセデスのパワートレイン(パワーユニット&ギヤボックス)、そして油圧システムを使い続けてきた。そして、これまではトヨタの風洞を使ってきたものの、まもなくメルセデスの風洞にその作業を移行する予定だ。

 関係性が強化されるメルセデスとレーシングポイント。しかしメルセデスのウルフ代表は、購入が許可されているパーツを購入するというフェラーリとハースのような関係性をレーシングポイントとの間に築いているわけではないと語る。

「我々はハースとフェラーリのようなモデルを構築しているわけではない。なぜならハースは新しいエントリーであり、ゼロから作られたチームだからだ」

 そうウルフ代表は語った。

「彼ら(レーシングポイント)は、長い間F1を戦ってきた」

「我々のモデルは、大いに異なっている。アンディ(グリーン:レーシングポイントのテクニカルディレクター)と彼のチームは、自分たちのマシンで達成したいことをよく理解している。彼らは非常にしっかりとした技術グループとスタッフを抱えている。彼らは、彼らが望む方向に進んでいくだろう」

 レーシングポイントのグリーンも、次のように語った。

「今年の後半には、単に効率上の理由から、ブラックリーにあるメルセデスの風洞に移動する予定だ」

 そうグリーンTDは語った。

「我々のエアロ部門はたまたまブラックリーにあり、メルセデスの風洞もたまたまブラックリーにある。そのため、ケルン(トヨタの風洞施設)に行くよりも、ブラックリーでテストした方がずっと簡単だ」

「それは我々に対して提案されたことだ。だから、それは明らかに良い選択肢だった」

 レーシングポイントは、前身のフォースインディア時代から安定した成績を挙げている。2016年と2017年にはコンストラクターズランキングで4位になった。またハースは、フェラーリとの関係を構築したことにより、過去20年の間に参入したどのチームよりも力を持った状態でF1に挑んでいる。さらに厳しい状態にあったザウバーも、新たな投資を受けて復活。今季からはアルファロメオを名乗り、フェラーリとの関係も強化されたことで、さらにパフォーマンスを上げている。

 一方で、長年にわたってF1に参戦し続けてきたものの、現在はメーカーから独立した形で戦うマクラーレンやウイリアムズなどは、低迷の一途を辿っている。

 2021年からのF1のレギュレーションは、まだ確定していない。しかし、予算上限に何らかの制限が加えられることになりそうだ。そういう状況下では、複数のチームがグループを形成し、特定のパーツの開発コストを分担することは、明らかにメリットになるはずだ。

「彼ら(レーシングポイント)は、我々のインフラの一部を使うことになる。そしてそれが、2021年のレギュレーションにとってどんな風に働くのかを見ることになる」

 そうウルフ代表は語る。

「一度それが切り分けられれば、我々はどの部分を協力したいか、そしてレギュレーションで許される部分はどこなのかを決める」

 レーシングポイントのグリーンも、次のように語る。

「2021年を踏まえ、チームとして前進するところを考える。そしてレギュレーションに基づき、最も効率的な形になるようにチームを構築したいと思う」

「レギュレーションが完成した時、我々にはどんなことをする必要があるのか、より明確な答えを持つことになるだろう」

Stuart Codling

最終更新:4/23(火) 8:42
motorsport.com 日本版

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