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ANA、空飛ぶウミガメA380公開 ファーストクラスやペア席ビジネスも

4/23(火) 14:07配信

Aviation Wire

 全日本空輸(ANA/NH)は4月23日、エアバスA380型機「FLYING HONU(フライング・ホヌ)」の初号機(登録記号JA381A)の機内を報道関係者に公開した。総2階建ての超大型機で、5月24日から成田-ホノルル線に就航する。

【空飛ぶウミガメの機内】

 ANAのホノルル線では初のファーストクラスやカップルが隣同士で座れるペアシートを設けるビジネスクラス、ベッドのように使えるエコノミークラスのカウチシート「ANA COUCHii」が目玉だ。カウチは日本の航空会社では初導入となる。出張でためたマイルの家族旅行還元などで、シェア拡大を目指す。

◆個室ファーストや家族向け設備

 ANAのA380は、初号機が3月20日に仏トゥールーズで引き渡され、成田には翌21日に到着した。ANAを傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)は、A380の新造機3機を発注しており、すべて成田-ホノルル線に投入する。エンジンはロールス・ロイス製トレント900を採用。初号機が週3往復で就航後、7月1日から2号機(JA382A)を投入し、週10往復に拡大する。最後の3号機(JA383A)は、2020年度に受領を計画している。

 座席数は4クラス520席で、ファーストクラスが8席、ビジネスクラスが56席、プレミアムエコノミーが73席、エコノミーが383席。各クラスにパソコン用電源と充電用USB端子を備えるほか、Wi-Fiを使った機内インターネット接続サービスを提供し、バーカウンターをクラスごとに設ける。

 アッパーデッキ(2階席)にファーストとビジネス、プレミアムエコノミーを設定。ファーストは日本初のドアを備えた個室型シートを導入した。ビジネスクラスは、家族やカップルが隣同士で座れるペアシートを設けるほか、間仕切りの高さを顔の高さに合わせることで、他人同士になった場合でも隣席を気にせずに過ごせるようにした。

 メインデッキ(1階席)はすべてエコノミーで、後方には日本の航空会社では初となるカウチシートを導入。6列60席をカウチシートとし、「ANA COUCHii」と命名した。

 カウチシート付近には多目的ルームを設置。シンクや着替え台、おむつ交換台などを備え、おむつ交換や授乳といったニーズにも対応する。

 シートメーカーは、ファーストが日本の航空機内装品大手のジャムコ(7408)、ビジネスが仏サフラン・シーツ(旧ゾディアック・シート・フランス)、プレミアムエコノミーとエコノミー、カウチが独ZIM。シート配列は、ファーストとビジネスが1-2-1席でフルフラットベッドになるもので、プレミアムエコノミーは2-3-2席でシートピッチが38インチ(約96.5センチ)、エコノミーは3-4-3席で34インチとなる。

◆ホノルルに自社ラウンジ

 FLYING HONUは「空飛ぶウミガメ」を意味し、全機にハワイの空と海、夕陽をイメージした特別塗装を施す。初号機が青(ANAブルー)、2号機が深緑(エメラルドグリーン)、3号機がオレンジ(サンセットオレンジ)と、1機ごとに色が異なるデザインが採用された。

 今月17日と18日には、ホノルルのダニエル・K・イノウエ国際空港(旧称ホノルル国際空港)に初飛来。就航を前に搭乗橋や地上設備などを確認する「フィットチェック」を実施した。ANAの海外の就航先では唯一の自社ラウンジを新設し、ファーストクラスがあるアッパーデッキ(2階席)へ直接搭乗できるようにする。

 ANAはハワイ路線に現在、ボーイング787-9型機を投入しており、同路線のシェアを現在の15%から、A380が全機そろう2020年度以降は25%へ引き上げを目指す。

Tadayuki YOSHIKAWA

最終更新:4/23(火) 14:17
Aviation Wire

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