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令和のフジ月9は変わるのか 長澤まさみ「コンフィデンスマンJP」映画化の吉凶

4/23(火) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 平成初期から高視聴率を連発していたフジテレビ系の看板枠“月9”が、そのブランド力を失って久しいが、昨年7月期の「絶対零度」から3期連続で、全話平均視聴率2ケタを確保。今期の「ラジエーションハウス」も今のところ2ケタをキープしている。月9は復調傾向なのか?

「視聴率2ケタでヒット扱いの昨今、最近の月9は1話完結の事件・医療ものに“特化”して2ケタを死守しているという感じですね。この時代、それも戦略のひとつなのでしょう」(エンタメ誌ライター)

 漫画や小説、海外ドラマなど実績のあるもの、リアルタイムでテレビに向かう層が喜ぶ事件・医療の1話完結ものは確かに視聴率が安定し、高視聴率も望める要素だ。

「でも、ずっとその路線は続かないはず」と語るのは、テレビコラムニストの亀井徳明氏だ。亀井氏は「5月17日から劇場公開される『コンフィデンスマンJP』が、令和の“月9”を占うことになります」と話す。

 昨年4月クールの月9「コンフィデンスマンJP」は人気クリエーター・古沢良太氏の脚本で、奇想天外な詐欺を描いた痛快エンターテインメント。天才詐欺師の“ダー子”を演じた長澤まさみ(31)のはじけっぷりが話題になったものの、視聴率は一度も2ケタを超えず、全10話平均で8%台にとどまった。

「高視聴率だったものを劇場公開して大ヒットさせるというのがテレビドラマ映画化の基本ですが、今回はそれには当てはまりません。視聴率とは違う尺度で映画化されたこの作品の結果は、今後のフジテレビの連ドラのあり方に大きな意味を持つでしょう」(亀井徳明氏)

 映画の宣伝もあって現在再放送中(平日午後3時50分~)だが、視聴率以上に古沢脚本や“ダー子”を演じた長澤への評価は高く、ネット上の意見も活発だ。公開日前の5月4日と11日には古沢脚本の映画「エイプリルフールズ」と「ミックス。」が、公開翌日の18日には「コンフィデンスマンJP 運勢編」が開局60周年特別企画ドラマとして放送される。

「映画が成功して収益を上げられれば、視聴率の呪縛から堂々と解放されます。そのためにもフジテレビは、選挙前の候補者ばりに映画の宣伝に力が入るわけです」(亀井徳明氏)

 みんなが長澤“ダー子”に気持ち良くだまされて視聴率がすべてじゃないことを証明できれば、令和のドラマはもっと面白くなる?

最終更新:4/23(火) 9:26
日刊ゲンダイDIGITAL

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