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国内外のクイーントリビュートバンド4組が奇跡の競演! ラストは、全メンバーによる「伝説のチャンピオン」!

4/23(火) 14:30配信

M-ON!Press(エムオンプレス)

■日本のトリビュートバンド3組は、クイーンの全6回の来日公演(1975~1985)のセットリストを再現!
4月20日、国内外のクイーントリビュートバンド4組が集まるフェス『A NIGHT AT THE MAKUHARI』が幕張メッセ・イベント・ホールで開催され、クイーン関係者によるトークゲストも交え、5時間に及ぶ熱い競演が繰り広げられ、集まった4,000人のクイーンファンを酔わせた。

【画像】個性豊かなクイーントリビュートバンドのステージ

16時になると総合進行を務める石角隆行から、イベント趣旨説明があり、開会を宣言。クイーントリビュートイベント史上、最大規模となったイベント『A NIGHT AT THE MAKUHARI』がスタートした。

この日、日本のトリビュートバンド3組のライブパフォーマンスでは、クイーンの全6回の来日公演(1975~1985)のセットリストを再現。3組のバンドの演奏で6回の来日公演の軌跡を時系列で追体験できるものとなった。

最初に登場したのはGUEEN。白いスモークが舞台を覆い、SEの「プロセッション」が流れる中、メンバーが登場。2ndアルバム収録の「オウガ・バトル」で幕を開けた。GUEENは初来日となった1975年と1976年のセットリストを担当。彼らの特徴はクイーンのライブ音源でなく、あの多重録音を極めたスタジオ盤をステージで忠実に再現すること。本家すらステージでフル演奏したことのない、あの複雑な構成の「マーチ・オブ・ザ・ブラック・クイーン(『クイーンII』収録)」を完全演奏。圧巻は「ボヘミアン・ラプソディ」。冒頭のコーラスから、中間部のオペラ・コーラスまでをもステージで再現し集まったオーディエンスを大いに驚かせた。

続いてはトーク・コーナーPART1。ゲストは、クイーン全6回の来日でフレディ・マーキュリーの専属ガードマンを努めた伊丹久夫氏。スクリーンに当時の写真を映しながら、初来日の喧騒から、最後となったプライベート来日(1986年)までのエピソードを語る。もうひとりのゲストは、ロンドンのフレディ・マーキュリー邸の日本庭園の造園を担当した高原竜太朗氏。初めて訪れた日に、折しも始まる『マジック・ツアー』の打ち合わせで庭に集まったクイーンのメンバーと遭遇したエピソードや、フレディ宅の見取り図を投影させて、庭園内の滝や池などの写真を紹介した。錦鯉全滅事件など、8ヵ月間フレディ宅に滞在した高原だからこそ知り得た貴重なエピソードを披露。また、ふたりがフレディからもらったというプレゼントを公開。来日ごとにプレゼントをもらった伊丹だが、1回だけフレディを怒らせたことがありその年だけはもらえなかったことがあったとか。

さらにスペシャルゲストとして、フレディが日本で最後に訪れた伊万里焼、鍋島焼の磁器を所蔵する栗田美術館の館長も登壇。3人から見たフレディ・マーキュリー像を最後に語り、ファン垂涎のトークコーナーPART1が終了した。

2番目に登場したバンドはQUEENESS。1979年と1981年の来日公演セットリストを担う。場内に轟く雷。これぞ1979年『ライブ・キラーズ・ツアー』のオープニングSEだ。当時、コンサートに行ったファンにとっては堪らない演出だ。中盤には『ライブ・キラーズ・ツアー』時のハイライトでもあった、ブライアン・メイのソロが披露される「ブライトン・ロック」(『シアー・ハート・アタック』収録)を演奏。かつてのギター小僧だった男性ファンは大喜びだった。また、ステージ前面に全員が並ぶアコースティック・ナンバー「’39」(『オペラ座の夜』収録)では、懐かしすぎて涙する人も。日本語曲「手をとりあって」(『華麗なるレース』収録)では4,000人の大合唱が起こった。そして、演奏が終わってのエンディング、流れてきたのは、なんと「GOD SAVE THE QUEEN」風にアレンジされた「君が代」! この日のために制作された完全“新作”だ。なんとも粋なエンディングでQUEENESSはステージを降りた。

ここでインターミッションに入る。展示ブースにはブライアン・メイ愛用のアンプ、VOX社のAC-30が9台、ブライアンのステージ・セットと同様に積み上げられた。70年台のクイーンのメンバー4人の等身大パネル、ミュージック・ライフのクイーンが表紙になった号のパネルなど、記念撮影の長い行列が出来ていた。

休憩開けに登場したのは、最後の国内トリビュートバンドのQUEER。クイーン初のスタジアム公演が行われた1982年と、最後の来日公演となった1985年のセットリストから演奏する。オープニングSEは「フラッシュのテーマ」。そして演奏されたのはアルバム「フラッシュ・ゴードン」収録の数少ないボーカル曲のひとつ「ザ・ヒーロー」! 続いて、ロジャー作の「アクション・ディス・デイ」(『ホット・スペース』収録)。こんなレアな曲が並ぶのは、まさしく1982年のジャパン・ツアー! とっても寒かった西武ライオンズ球場や、西宮球場を思い出した人もいたことであろう。

後半は最後の日本公演となった1985年。「RADIO GA GA」(『ザ・ワークス』収録)では、国内トリビュートバンド最年少ボーカル、バルサラ君の煽りに5,000人のオーディエンスが両腕を上げてクラッピング。会場は完全にひとつになる。そして、最後はバルサラ君が着物をまとってステージに登場。1975年初来日の最終日、5月1日の日本武道館でフレディが着た、あの着物だ。なんと、QUEERは最後の来日公演(1985)から、最初の来日公演(1975年)に向けてオマージュを捧げたのだ。なんとも粋な演出で日本チームのステージを締めた。

そしてトーク・コーナーPART2。お待ちかね、東郷かおる子氏の登壇だ。『ミュージック・ライフ』誌の記者として日本のメディアで最初にクイーンに取材。東郷がいなければ、日本でクイーンはここまでブレイクしなかったことであろう。もうひとりのゲストは東郷の後輩でもあり、映画『ボヘミアン・ラプソディ』の字幕を監修した増田勇一。前半は字幕での苦労話や、映画のキャストと実際のメンバーとの違いなど、映画について語る。

後半は、このイベントの日からちょうど27年前、1992年4月20日、ロンドンのウェンブリー・スタジアムで開催されたフレディ・マーキュリー追悼コンサートがテーマ。このふたりは、当時このコンサートに取材に行っており、増田は会場で販売されていたパンフレットを持参。出演アーティストおのおののパフォーマンスで話は盛り上がる。

ライブパフォーマンスのトリは、GOD SAVE THE QUEEN(以下GSQ)。場内に鳴り響いたのは「One Vision」(『カインド・オブ・マジック』収録)のイントロ。日本のトリビュートバンドが1985年までのセットリストを綴ったが、GSQは、フレディ生前最後となった『マジック・ツアー』(1986年)のオープニングナンバーだ。5,000人のオーディエンスが一斉に立ち上がる。GSQは世界中で活動するアルゼンチン出身のバンド。何よりもすごいのはボーカル、パブロのソックリ度。ルックスのみならず、立ち居振る舞いや、4オクターブ超えとも言われる広い声域を持ち、フレディの生き写しかとも見紛うほど。演奏を重ねるごとにそのシンクロ度は増し、フレディ・マーキュリーが降臨しているのではと錯覚するほど。

フレディの生前にはライブで演奏されることがなかった「アイ・ウォント・イット・オール」(『ミラクル』収録)「ショウ・マスト・ゴー・オン」(『イニュエンドウ』収録)も披露。後半はおなじみの曲を次々に演奏し、場内をこれ以上ないほど盛り上げる。

「ボヘミアン・ラプソディ」が終わると、ドラマーが「ウィ・ウィル・ロック・ユー」のビートを叩き始める。そこへ、この日出演したGUEEN、QUEENESS、QUEERのメンバーがステージに再登場。全メンバーでの「ウィ・ウィル・ロック・ユー」「伝説のチャンピオン」という感動的なフィナーレで、全40曲超、5時間の長丁場となった『A NIGHT AT THE MAKUHARI』は幕を閉じた。

出演バンドすべてが、クイーン愛に満ちたパフォーマンスで、リアルタイム世代から映画でクイーンを知った新しいファンまで楽しめ、満足できた充実のイベントとなった、この日。いよいよクイーン+アダム・ランバートの来日公演も発表されたが、今の “ご本家”がやらないようなマニアックかつレアな選曲が聴けるのは、この手のイベントならでは。これはこれで来年も開催してほしいものだ。

PHOTO BY 佐藤哲郎

<セットリスト>
【LIVE PERFORMANCE】
■GUEEN
01.オウガ・バトル
02.誘惑のロックンロール(Now I’m Here)
03.キラー・クイーン/
04.ストーン・コールド・クレイジー
05.フリック・オブ・ザ・リスト
06.マーチ・オブ・ザ・ブラック・クイーン
07.輝ける7つの海(Seven Seas Of Rhye)
08.ボヘミアン・ラプソディ

■QUEENESS
01.ウィ・ウィル・ロック・ユー(Fast)
02.レット・ミー・エンターテイン・ユー
03.愛にすべてを(Somebody To Love)
04.ファット・ボトムド・ガールズ
05.誘惑のロックンロール(Now I’m Here)
06.ブライトン・ロック/
07.誘惑のロックンロール Reprise
08.’39
09.手をとりあって(Teo Torriatte /Let Us Cling Together)
10.ボヘミアン・ラプソディ
11.君が代(Kimigayo)

■QUEER
01.ザ・ヒーロー ~ウィ・ウィル・ロック・ユー(Fast)
02.アクション・ディス・デイ
03.プレイ・ザ・ゲーム
04.アンダー・プレッシャー
05.ブレイク・フリー(自由への旅立ち)
06.ボヘミアン・ラプソディ
07. RADIO GA GA

■GOD SAVE THE QUEEN
01.One Vision
02.タイ・ユア・マザー・ダウン
03.地獄へ道づれ
04.愛にすべてを(Somebody To Love)
05.ファット・ボトムド・ガールズ
05.デス・オン・トゥー・レッグス/炎のロックンロール(Keep Your Self Alive)
06.アイ・ウォント・イット・オール
07.ショウ・マスト・ゴー・オン
08.ドント・ストップ・ミー・ナウ
09.ハマー・トゥ・フォール
10.ブレイク・フリー(自由への旅立ち)
11.RADIO GA GA
12.愛という名の欲望(Crazy Little Thing Called Love)
13.ボヘミアン・ラプソディ

■ALL LINE-UP/出演バンド全員
01.ウィ・ウィル・ロック・ユー
02.伝説のチャンピオン

◇TALK 1
伊丹久夫(フレディ・マーキュリー警備担当)
高原竜太朗(フレディ・マーキュリー邸・造園担当)
栗田俊英(栗田美術館・館長)
◇TALK 2s
東郷かおる子(元ミュージック・ライフ編集長)
増田勇一(元ミュージック・ライフ編集長/映画『ボヘミアン・ラプソディ』字幕監修)

総合MC&進行:石角隆行

リリース情報
2019.04.17 ON SALE
Blu-ray&DVD『ボヘミアン・ラプソディ』

映画『ボヘミアン・ラプソディ』作品サイト
http://www.foxmovies-jp.com/bohemianrhapsody/

最終更新:4/23(火) 14:30
M-ON!Press(エムオンプレス)

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