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趣残し、旧木下家住宅「再生」 福井・勝山 24日から一般公開

4/23(火) 10:37配信

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 福井県勝山市北郷町伊知地の国重要文化財「旧木下家住宅」で行われていた大規模な改修工事が終わり、4月22日に報道関係者向けの内覧会があった。180年前に建てられ、老朽化が著しかった庄屋屋敷がよみがえり、江戸時代の間取り、匠の技、暮らしぶりなどを今に伝えている。24日から一般公開される。

 江戸時代後期に庄屋を務めた上層農家でかやぶき屋根の入り母屋造り。建物のゆがみや傷み、雨漏りなどがあったため、勝山市が2015~18年度に国、県の補助金を受け大規模な改修工事を行った。耐震工事や防火設備、トイレなどの整備も含め、総事業費は約3億2600万円。

 骨組みだけ残して分解する半解体修理工事により、かやぶき屋根、土壁などの外観、内装は見事に"再生"した。特徴的な間取りは、越前に分布した前広間型。玄関を入ると、雨や雪の日も農作業ができる広々とした土間空間があり、いろりの火がつけられた状態で見ることができる。

 奥には田の字形に配置された8畳の和室4部屋のほか、仏壇の間などがある。当時は永平寺門前の大工集団が建築に関わり、木材加工の精度も高いという。市教委生涯学習・スポーツ課の寳珍伸一郎文化財保護室長は「改修で昔の姿がよみがえった。多くの人に見ていただき、江戸時代後期の生活や歴史を感じてほしい」と話している。

 24日午前10時から完成式典が行われた後、約4年ぶりに一般公開される。入館無料。開館は午前9時~午後4時。ゴールデンウイーク後は水曜と年末年始が休館。和室のみ1部屋半日500円で利用できる。

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